新築マンション内覧会を控えていらっしゃる方は、「内覧会っていったい何?」「どんなことをするの?」「何を持って行ったら良い?」など、様々な疑問をお持ちになると思います。
そんな方々に向け、これまでに数多くの「新築マンション内覧会(お披露目会)立会い・同行サービス」を行ってきた、さくら事務所のホームインスペクターが、内覧会チェックのコツや持っておくと便利なものなどをまとめましたので、ぜひご活用ください。
※戸建の内覧会(注文・建売)に関してはこちらの記事をご覧ください。
※梅雨時の内覧会チェックポイントについてはこちらの記事をご覧ください。
目次
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3分でわかる新築マンション内覧会チェックのコツ
新築マンションの内覧会の進め方には一般的に大きく2種類の方法があります。 1)売主や施工会社が立ち会うケース このケースでは、各種設備機器類の説明などが行なわれ、その後、指摘事項の内容を確認しながら質問などにもすぐに対応して頂けます。 2)誰も立ち会わないケース このケースのほとんどは大規模物件で、立ち会いのあるケースと違い、各種設備機器等の説明はありませんし、指摘事項は当日手渡されたチェックシートにご自身で記入しなくてはなりません。
『売主や施工会社が立ち会うケース』の内覧会の一般的な流れ




【進め方の説明】 エントランスにある受付で部屋番号と名前を伝えると、売主担当から内覧会の進め方や流れの説明が行なわれます。
【施工担当の紹介】 施工会社担当が紹介され、売主担当とともに契約したお部屋へ。
【室内設備機器の使用説明】 説明や、各所の動作確認。 設備機器類の説明が終わると、ようやく内部の確認が始まります。
【室内のチェック開始】 各部屋をまわりながら気になる個所があれば、施工会社に伝え『内覧会シート(指摘シート)』というチェック用紙に指摘内容と指摘した場所を記載してもらいます。
【指摘事項と再内覧の確認】 1階のホールに戻り、売主担当と指摘事項の記入漏れがないか確認します。 ここでは再内覧会の日時を決め、内覧会シートにサインと印鑑を押すとチェックシートの写しをもらえます。(次回の再内覧会時にはこの写しを持ってきます)
【共用部分の説明】 売主担当の誘導でエントランスドアの開け方や宅配ボックスの位置等を確認しながら、駐車場や駐輪場などの共用部分の説明を受けます。
※その後、たくさんある設備機器類のファイルを渡され、一つ一つ内容を確認する物件もあります。説明書がたくさんあるため意外と時間がかかります。70m2程度のお部屋の場合、概ね2時間程度を予定するとよいでしょう。
主なチェックポイント


- 間取り図との相違
- 床や壁などの水平垂直精度
- 建具や水栓などの動作
- 取り付け物の固定状態
- 給排水設備などから水漏れがないか
- 換気扇などが正常に機能しているか
⇒新築マンション内覧会チェックリスト・チェックシートはこちらでご覧になれます。
当日持っていきたいもの・事前に知っておきたい豆知識


~当日持参したいもの~
- 間取り図の写し(間取りやコンセントなどの取り付け位置に間違いがないか確認するため)
- 長さ50cm程度の水平器(床や壁、棚等の水平垂直精度を確認するため)
- 脚立(小さいもので可、高い位置のものを確認するため)
- デジカメやビデオ(指摘個所を記録するため)
- メジャー(家具やカーテンなどの採寸に利用するため)
~内覧会当日はできるだけ予定を空けておこう~
- チェックのために、お部屋に2時間くらいいさせてもらえるよう、事前に売主に依頼
- 外が明るいほうがチェックしやすいため、開始は15時より前がおすすめ (希望すれば開始時間を変更してもらえることも)
- お部屋の内覧だけでなく採寸や各種手続等にも時間が掛かるので、多めに時間をとっておきましょう
~内覧会当日はこんな服装がおすすめ~
- 冬の内覧会はかなりお部屋が冷え込んでいることがあります。室温に合わせ調整できる服装を
- フローリングが冷たく足元から冷えてしまうことも。底が厚いスリッパや厚手の靴下をお持ちになると便利です
事例で見る!新築マンション内覧会チェックポイント

