ホームインスペクション費用の相場はいくらくらい?

  • Update: 2020-04-28
ホームインスペクション費用の相場はいくらくらい?

宅地建物取引業法(宅建業法)が改正され、2018年4月から、中古住宅の仲介をする際、不動産業者が売主、買主に「既存住宅状況調査(ホームインスペクション)」の実施についての説明することが義務化されました。

これまでホームインスペクションの存在を知らなかった方も住宅の購入前にホームインスペクションを検討することが増えていますが、まだまだ費用がどのくらい掛かるのか、そもそも費用を負担するのは買主?売主?など、わからないことがたくさんあると思います。

そこで、このページでは、調査内容ごとのホームインスペクション費用の相場や、調査費を誰が負担するのか費用の中で見るポイントなどをご説明いたします。

ホームインスペクションとは

ホームインスペクションとは、住宅・建物に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期などを調査し、アドバイスを行う専門業務です。

ホームインスペクションの種類による違い

ホームインスペクションは、構造上の安全性に問題がないかや、雨漏りの心配がないか等を目視可能な範囲で検査する「一次検査(基本調査)」と、壁や天井の中など目視では確認できない部分の破壊調査を含めた詳細な調査を行う「二次検査(詳細調査)」の2つに大きく分かれます。

中古住宅売買時に不動産業者に説明が義務付けられたホームインスペクション(既存建物状況調査)は、目視による最低限の検査を行う「一次検査」にあたります。

既存建物状況調査

病院に例えるなら、「一次検査」は「健康診断」、「二次検査」は「精密検査」にあたります。

一次検査にあたる「健康診断」と二次検査にあたる「精密検査」を同時に行ってくれるインスペクション会社もあり、どのような内容の検査を行ってくれるのか、報告書にどこまで丁寧に記載してくれるのか等によって費用が異なりますので注意が必要です。

他にもリフォームやリノベーション時の工事チェックなど、住宅の性能向上のためのインスペクションや、内覧会への同行サービスを提供している会社も存在します。

費用の相場は「物件の種類」「検査の種類」によって変わる

ホームインスペクションの費用の相場は、「物件の種類」「検査の種類」によって変わってきます。

住宅の規模にもよりますが、マンションよりも一戸建ての方が検査箇所が多いため費用もかかることが一般的です。

一戸建ての場合、検査が「目視でできる調査(基本検査)」なら、5~7万円、「目視では判断できない調査(詳細検査)」なら6~12万円が相場です。

一戸建ての場合の相場

一戸建ての住宅診断相場

サービスを提供する会社や、住宅の大きさにもよりますが、30坪程度の一戸建てのホームインスペクション(住宅診断)で3時間程度の時間がかかります。屋根裏や床下に侵入して検査する場合はプラス1時間程度必要です。

目視でできる調査 目視では判断できない調査
費用の相場 5~7万円 6~12万円
調査内容
  • ・基礎、柱、梁、外壁の確認
  • ・給排水管の水漏れ調査
  • ・開口部の確認
  • ・屋根裏や床下への侵入
  • ・ドローンでの屋根の劣化調査

マンションの場合の相場

マンションの住宅診断相場

70㎡程度のホームインスペクション(住宅診断)で2時間程度の時間がかかります。
マンションの場合、破壊調査が難しいため、基本的には目視での調査がメインになります。

目視でできる調査 目視では判断できない調査
費用の相場 4~6万円
調査内容
  • ・玄関ポーチの確認
  • ・バルコニー・テラスの確認

内覧会同行サービスの相場

内覧会同行サービスの相場

インスペクション会社によっては、内覧会に建物の専門家が同行してくれ、インスペクションを行ってくれる場合があります。

その場合も、目安として上記のインスペクション費用と同じぐらいの費用が相場となります。

費用は誰が負担する?

ホームインスペクションの費用を誰が払うのか、というのは、実は明確には決められていません。

ホームインスペクションは、買主を欠陥住宅のリスクから守るために作られた制度のため、基本的には買主が負担することが一般的です。

稀に不動産会社や売主が費用負担してインスペクションを行うこともありますが、その場合に不動産会社が指定するホームインスペクション会社を利用しているケースもあり、どうしてもお手盛りというか、客観的なチェックになりにくいという側面があります。

売主と利害関係のないインスペクション会社が、買主側の立場にたってインスペクションを行うことが、信頼のおける調査には必要です。

安心を買うために

国土交通省で定められた既存建物状況調査に基づいた基本調査(目視でできる調査)の内容は、サービス提供会社でそこまで大きな差はありません。

どのような機材を用いて検査するのか、報告書にどこまで丁寧に記載してくれるのか(報告書の品質はとても大切です)、プラスアルファの不安に応える相談・検査をしてくれるのか、などによって異なります。

調査費用は安いに越したことはありませんが、インスペクションというのは不動産という高額な買い物をするにあたり「安心を買う」ものですので、しっかりと信頼のおける診断をしてくれないと利用する意味がありません。

「これまでの実績や利用者の口コミはどうか」
「調査してくれるインスペクターの経験や専門性は確かか」
「報告書の充実度」
「売主と利害関係のない第三者性があるか」

など、費用面と合わせて、安心を提供してくれる、信頼のおけるインスペクション会社を選ぶようにしてください。

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