マンション購入の後悔ポイントを徹底解説!後悔しないための対策も紹介

  • Update: 2023-10-30
マンション購入の後悔ポイントを徹底解説!後悔しないための対策も紹介

「マンションを購入したが毎月の支払いが苦しい…」「中古マンションを購入したら入居後に水漏れが発覚し、多額の修繕費がかかった…」

これらはマンション購入で後悔してしまった事例の一例です。実はマンションを購入したものの、後悔してしまう人は多くいらっしゃいます。

マンション購入を検討している人は、同じような後悔は絶対したくないと考えているはずです。そこで今回はマンション購入で後悔するポイントを紹介します。後悔から学び、どのようにすれば回避できるのかを考えていきましょう。

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マンション購入で後悔しやすいポイント5選

マンション購入において後悔につながりやすいポイントというものが存在します。マンション購入で失敗しないためには、後悔に繋がりやすいポイントをあらかじめ把握しておくことが重要です。そこでここからは後悔しやすいポイントについて幾つかピックアップしてご紹介します。

今回ご紹介するのは以下のポイントです。

  • 部屋の広さ、間取り
  • 立地条件
  • 音環境
  • 築年数
  • 費用

それぞれのポイントについて詳細を見ていきましょう。

部屋の広さ、間取り

マンション購入で後悔しやすいポイントのひとつとして挙げられるのは部屋の広さです。

マンションの平均的な間取りは3LDKと言われています。3LDKとはLDKスペースに加えて、洋室などの部屋が3つ作られた住戸のことです。

購入当初は十分な広さであっても子供の成長などライフスタイルの変化によって、より多くの部屋や収納スペースが必要になる場合もあります。

立地条件

立地条件に関しても、実際に住んでみてイメージと違ったと後悔しやすいポイントに挙げられます。

たとえば交通の便が良いマンションを選んで購入したものの、夜間の光や音が気になって眠れないといった場合があります。

逆に静かに生活したいと考えて購入したが、思っていた以上に交通の便が悪く、車を所有することになる場合や、タクシーの利用が増える場合もあるでしょう。

また立地条件は将来的に売却する際に、資産価値に大きく影響してきます。何が正解かは自身の人生計画や生活スタイルによるため、一概には言えませんが、いずれにしても立地条件はしっかりと見極める必要があります。

音環境

先ほど軽く触れましたが、音環境も後悔に繋がりやすいポイントです。周辺の交通状況による音も、もちろんなのですが、マンションの住戸間の生活音は避けられません。

ファミリー向けマンションなどは子育て世帯が多いことが予想されます。そのため、隣や上階の住戸の生活音や外で遊ぶ子供たちのはしゃぎ声などが聞こえてくることもあるでしょう。

音環境は隣人のマナーや家族構成によって左右されることや、人によって感覚に差があります。戸建てと比べて、音環境を自身でコントロールしにくい点がマンション特有のデメリットです。

築年数

マンションに限らず、建物は築年数に応じて適切なメンテナンスが必要です。

たとえば築10年を超えてくると、キッチンやユニットバスなどの水回り設備や、給湯器がメンテナンスの時期になります。築30年を超える場合は配管の劣化が進み、交換時期を迎えます。さらに旧耐震基準で建てられた築年数の古いマンションの多くは、現行の新耐震基準を満たす耐震改修工事が実施されていません。

これらの点を把握せず中古マンションを購入し、後悔してしまうケースが見られます。

費用

マンションは戸建てと異なり、管理費や修繕積立費など、ローンの返済とは別に毎月の支払いが発生する費用があります。これらはマンションの管理組合ごとに金額が設定されているため、事前に確認しておく必要があります。

また修繕積立金で見落としがちなのが、値上げの可能性がある点です。

修繕積立金の徴収方式は下記の2種類に分けられます。

  • 均等積立方式
  • 段階増額積立方式

均等積立方式は「建物や設備の維持管理に生涯必要となる費用を竣工当初からできるだけ均等に按分して負担する」という考え方です。

対して段階増額積立方式は「その時点の所有者が、その時点で必要とされる修繕資金を負担する」という考え方を指します。

平成30年度に国土交通省が実施したマンション総合調査結果によると、段階増額積立方式を採用しているマンションの割合は43%ほどです。修繕積立金の徴収方式を把握せず購入したところ「値上げで入居時の数倍にまで値上がりしてしまった…。」といったケースも見かけます。

参照:

https://www.mlit.go.jp/common/001287412.pdf

https://www.jhf.go.jp/files/400360212.pdf

マンション購入で後悔しないための対策

ここまでマンションの購入で後悔しやすいポイントについて、解説してきました。続いては後悔しやすいポイントを踏まえた上で、購入段階で実施できる対策についてご紹介します。

具体的な対策は以下の5点です。

  • 周辺環境をしっかり調査する
  • 住人の雰囲気を確認する
  • 資金計画をしっかり練る
  • ホームインスペクションの利用を検討する
  • 将来の人生設計を考慮する

この5点について理解を深め、実践できればマンション購入で後悔する可能性をぐっと抑えられます。それでは各ポイントについて解説していきます。

周辺環境をしっかり調査する

立地条件で後悔しないためには周辺環境のチェックを入念に行いましょう。具体的なチェックのポイントは以下の通りです。

  • 日中、夜間など複数時間帯で周辺状況を確認する
  • 内覧時は窓を開けて外の音環境を確認する
  • 物件から最寄り駅まで実際に移動してみる

とくに日中と夜間での環境の違いは見落としがちなポイントです。手間ですが、気になる物件に関しては複数回足を運んで時間帯による環境の違いを把握しておきましょう。

住人の雰囲気を確認する

マンション購入の際は検討しているマンションの住人の雰囲気を確認しておくと良いでしょう。確認するポイントとしては自身の属性と近しい人が多く住んでいるかどうか。

たとえばあなたが子連れのファミリー層だったとして、お年寄りや単身者が多く住んでいるマンションに入居したとします。子供が発する音に関して理解してもらえない恐れがあり、騒音の苦情を受けてしまうかもしれません。

対して子育て中のファミリー層が多く住むマンションの場合は、「お互い様」として大目に見てくれることが想像できます。

内覧時は住戸内のチェックに気を取られがちですが、住人の雰囲気も合わせて確認しておくと上記のようなトラブルに巻き込まれるリスクを抑えられます。

資金計画をしっかりと練る

せっかく購入したマンションの暮らしでローンの返済や修繕積立費が負担となり、生活が苦しくなってしまっては元も子もありません。マンション購入の際はランニングコストの把握が非常に重要です。あらかじめ資金計画をしっかりと練っておくのが良いでしょう。

具体的には以下の点に注意しましょう。

  • ローンを組む際は無理な返済計画を立てない
  • 修繕積立金の積立状況や月々の積立金の金額を調べておく
  • 貯蓄はすべててを頭金に使わず、手元に残しておく

ホームインスペクションの利用を検討する

中古マンションは築年数に比例して劣化が進んでいます。劣化状況を把握し、必要に応じてリフォームやリノベーションを実施することが予期せぬ出費の発生リスクを抑えることにつながります。

また新築マンションにおいても必ずしも不具合がゼロとは限りません。

とはいえ一般の人がマンションの不具合や劣化状況を的確に判断するのは至難の業です。チェックすべきポイントを知っていたとしても、発見した事象が不具合なのか、劣化しているのかを判断する知識や経験が求められます。

そこで活躍するのがホームインスペクション(住宅診断)です。ホームインスペクションとは一級建築士などの住宅診断士が買主(売主)に代わり、専門的な目線で不具合を発見してくれるサービスです。

ホームインスペクションの専門会社である「さくら事務所」では多数の新築・中古マンションでホームインスペクションを行っています。

実際にさくら事務所で検査を行った物件で発見した不具合には以下のものが挙げられます。

  • 浴室換気扇のダクト外れ
  • 結露によるカビの発生
  • 床下の水漏れ

上記のような不具合に気づかず放置していると、被害が広がり修繕費用が膨らんだり、健康被害を受ける恐れがあります。これらのリスクはホームインスペクションの活用で回避できます。

将来の人生設計を考慮する

ひとつ目は自身の人生設計を考慮したマンション購入かどうか。生活スタイルの変化は部屋の広さや部屋数などの間取りに影響します。時にはマンション売却を行う場合もあるでしょう。

将来のことは分からないと思われるかもしれません。しかし、結婚や子育て、介護など、ライフスタイルの変化を見据えた、大まかな想像はできるはずです。

これらを加味した上でマンション購入を検討するだけでも、売却を前提に購入するかどうかなど、マンションの選び方は変わってきます。

ポイントを押さえて後悔の無いマンション購入を!

マンション購入には後悔しやすいポイントが存在します。しかしこれらのポイントは対策法を把握しておけば後悔するリスクをぐっと抑えられます。

とくにホームインスペクションの利用はマンションの不具合や劣化状況を把握でき、予期せぬ修繕による出費の発生リスクを抑えるのに効果的です。

さくら事務所のホームインスペクションは、これまで累計63,000組(2023年10月現在)を超える方にご利用いただいてきました。実績数はもちろん、住宅診断士も厳しいトレーニングを潜り抜けた精鋭で構成しているため、確かな目で物件をチェックできます。

また第三者性・中立性を重視しており、買主と売主の関係性を崩さないようにコミュニケーションを密にとりながら、ホームインスペクションを実施しています。

ご相談は無料で受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。