水回りコーティングの後悔事例を紹介!コーティングに向いている人についても解説

  • Update: 2023-10-23
水回りコーティングの後悔事例を紹介!コーティングに向いている人についても解説

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水回りコーティングはキッチンや洗面台といった水回りをきれいに保てるものの、本当にコーティングが必要か、後悔しないか悩む人もいるでしょう。そこで本記事では、水回りコーティングのメリットや後悔事例を紹介します。コーティングに向いている人の特徴も解説しているので、併せて参考にしてください。

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水回りコーティングの後悔事例

水回りコーティングで後悔してしまう事例は主に以下のとおりです。

  • 効果を感じられなかった
  • すぐに効果がなくなってしまった
  • 掃除をしなくていいと思っていた

それぞれの事例について解説します。

効果を感じられなかった

水回りコーティングを施しても、効果を感じられないケースがあります。例えば、最新の水回り設備機器の場合、すでに防カビ・抗菌・撥水加工されているケースは珍しくありません。その上からコーティングを行うと、本来備わっている防汚効果が十分に発揮されずにきれいな状態をキープできない場合があります。

そのため水回りコーティングを行う際は、防汚効果が備わっているかどうかを確認した上で実施するのが望ましいでしょう。

すぐに効果がなくなってしまった

水回りコーティングを施しても、すぐに効果がなくなるケースは少なくありません。なぜなら水回りコーティングにはさまざまな種類があり、効果や持続期間に差があるからです。

なかには持続時間が半年程度の場合もあり、長期的な効果を望むのであれば定期的なメンテナンスが必要とされています。つまり、水回りコーティングを行う際は、効果の持続時間を確かめた上で施工してもらうことが大切です。

なお、持続効果の長いコーティング剤は費用が高くなるため、予算を考慮した上での施工を考えるようにしましょう。

掃除をしなくていいと思っていた

水回りコーティングを施せば、掃除をしなくてもいいと考える人もいるでしょう。しかし、水回りコーティングの役割は、あくまで汚れをつきにくくすることです。汚れがゼロになるわけではないため、最低限の掃除は必要です。

例えば、水回りコーティングを施した後に掃除をしないでいると、汚れやカビなどが溜まっていきます。そのまま放置し続けると次第に頑固な汚れとなり、通常のお手入れでは落ちにくくなります。すると、力任せに掃除をすることになり、せっかく施したコーティングも剥がれてしまうでしょう。

そのため水回りコーティングを施しても定期的に掃除を行い、常にきれいな状態をキープすることが大切です。

水回りコーティングのメリット

水回りコーティングを施すメリットは主に以下のとおりです。

  • 汚れをつきにくくする
  • 水はけがよくなりカビの発生を抑えられる
  • 水回り設備機器が長持ちする

それぞれのメリットについて解説します。

汚れをつきにくくする

水回りコーティングを施すと、汚れがつきにくくなります。キッチンやトイレをはじめとする水回り設備機器は使用頻度が高く、汚れが溜まりやすい場所です。そのため「頻繁に掃除しないと汚れが目立つ」と悩む人も多いでしょう。

そこで水回りコーティングを行うとサッと汚れが落ちるため、掃除への負担を軽減できます。特に忙しくて掃除の時間をなかなか確保できない人や、掃除に苦手意識がある人におすすめです。

水はけがよくなりカビの発生を抑えられる

水回りコーティングは水はけをよくする役割があるため、カビの発生を抑制できます。そもそも水回りはカビが好む温度と湿度になりやすいことから、カビが発生しやすい場所です。カビの栄養となる皮脂や汚れなども溜まりやすく、カビにとって絶好の環境ともいえるでしょう。

そこで水回りコーティングを活用すると水はけがよくなり、カビが発生しにくい環境を作れます。するとカビの除去といった掃除の手間も減らせるため、より快適な生活を実現できるでしょう。

水回り設備機器が長持ちする

水回りコーティングは掃除の手間を省けるだけではなく、設備機器の保護にも役立ちます。コーティング剤の中には防キズ効果を持っているものもあり、水回り設備機器の素材を守ってくれます。その結果、いつまでもきれいな状態をキープでき、水回り設備機器を長持ちさせることが可能です。

水回りコーティングに向いている人

水回りコーティングの利用がおすすめの人は主に以下のとおりです。

  • 中古物件を購入した人
  • お手入れを少しでも楽にしたい人
  • ペットや子供がいる人

水回りコーティングはメリットやデメリットを正しく理解した上で利用すると、後悔する可能性は低くなります。ここでは、どのような人に向いているのかを確認しましょう。

中古物件を購入した人

中古物件を購入した人は、水回りコーティングの活用がおすすめです。中古物件は水回り設備機器のコーティング効果が切れていたり、そもそも設備機器が古いためにコーティング性能を持ち合わせていなかったりします。そのため水回りコーティングを施すと効果を感じやすく、きれいな状態を維持できるでしょう。

お手入れを少しでも楽にしたい人

お手入れの手間を少しでも省きたい人には、水回りコーティングの活用がおすすめです。例えば、仕事が忙しくてなかなか掃除できない人も多いでしょう。そこで水回りコーティングを施すと汚れがつきにくくなるため、掃除の時間を大幅に短縮できます。たとえ汚れがついてもサッと落とせるため、お手入れを楽に済ませられます。

ただし、水回りコーティングは掃除の時間をゼロにできるわけではありません。定期的に掃除をすることで、汚れを溜めることなくきれいな水回りをキープできます。

ペットや子供がいる人

水回りコーティングは、ペットや子供がいる家庭に向いています。ペットを飼っていたり、小さな子供がいたりすると水回りは汚れやすい傾向です。毎日掃除をしていても、汚れが目立ってしまう家庭も多いでしょう。

そこで水回りコーティングを活用すると汚れを無理なく洗い流せるため、常にきれいな水回りをキープできます。水回りが汚れやすい環境の人は、ぜひコーティングを活用してみてください。

水回りコーティングの種類

先ほども解説したとおり、水回りコーティングにはさまざまな種類があります。それぞれ効果や持続期間といった特徴が異なるため、施工前によく確認しておくことがポイントです。

なお、具体的な水回りコーティングの種類は以下のとおりです。

  • シリコーン系コーティング
  • フッ素系コーティング
  • ガラス系コーティング

それぞれの特徴について解説します。

シリコーン系コーティング

シリコーン系コーティングとは、抗菌や防カビに特化したコーティングのことです。そのためカビが発生しやすいキッチンや浴室におすすめです。なお、シリコーン系コーティングは持続時間が約3年とやや長いことから、頻繁なメンテナンスがめんどうに感じる人にも向いています。

ただし、シリコーン系コーティングはコーティングしていることが目で確認できる仕上がりになるため、外観にこだわりたい人は要注意です。施工前に仕上がりを確認しておき、納得できるようであれば試すようにしましょう。

フッ素系コーティング

フッ素系コーティングとは、比較的安価な価格で施工できるコーティングです。撥水や撥油効果が期待できるため、水はけをよくしたい場所への施工がおすすめです。また、シリコーン系コーティングのような見た目の変化が起こりにくいため、外観に気を遣いたい人にも向いています。

ただし、効果の持続時間が数ヵ月~2年ほどと短めであることから、定期的なメンテナンスが必要です。熱にも弱いため、キッチンのコンロ周りなどを避けて活用するといいでしょう。

ガラス系コーティング

ガラス系コーティングとは、抗菌・撥水・防キズ・防汚に優れているコーティングのことです。熱にも強いため、施工場所を選ばずにコーティングできるのもメリットです。また、施工後の見た目が変わらないことや、持続時間が約5年と長いこともガラス系コーティングを選ぶポイントといえるでしょう。

ただし、他のコーティングよりも費用が高額になりやすい点に注意が必要です。効果の高さや持続時間の長さなどを考慮した上で、施工するかどうかを判断するといいでしょう。

水回りコーティングは自分でもできる?

水回りコーティングは、業者にお願いせずに自分で行うことも可能です。市販のコーティング剤を購入すれば、誰でも手軽に水回りをコーティングできます。また、自分で行うと費用を抑えられるため、予算に余裕のない人でも水回りコーティングを施せるでしょう。

ただし、自分でコーティングする場合は施工する手間が発生します。例えば、水回りを入念に掃除してカビや汚れを事前に除去しなければいけなかったり、コーティング剤が完全に乾くまで時間がかかったりします。他にも、コーティングにムラができてしまい、仕上がりに満足できないケースもあるでしょう。そのため自分で水回りコーティングを行う際は、デメリットを把握した上で施工するのが大切です。

ライフスタイルや目的に合わせて水回りコーティングを検討しよう

水回りコーティングを施すと汚れがつきにくくなるため、掃除の手間を大幅に軽減できます。水はけもよくなることから、カビの発生も抑えやすくなります。ただし、水回りコーティングの種類によって効果や持続時間などが異なるため、施工前にそれぞれの特徴を理解しておかなければいけません。

メリットやデメリットをよく理解した上で施工を行うと、後悔する可能性も低くなるでしょう。今回紹介した内容を参考にしながら、水回りコーティングを施すかどうかを検討してみてください。

最後にさくら事務所について少しだけご紹介します。さくら事務所はホームインスペクション(住宅診断)の専門会社です。ホームインスペクションとは建物の劣化や不具合状況を目視や機材を用いて検査することです。壁や天井などを壊さず行う検査のため、中古だけでなく、新築でも実施できます。

ホームインスペクションは水回りの水漏れ状況などの不具合も確認できるので、せっかくコーティングした水回り設備を不具合の発生で、入居後すぐに交換しなければならなくなったという事態を防げます。今回ご紹介した水回りコーティングと合わせて、ホームインスペクションもぜひ活用してみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。