中古の一戸建てを検討する際のチェックポイントの室内編に引き続き、今回は外周編ご紹介します。
室内同様外周も、建てられた年代や構造、施工品質や所有者による暮らし方、メンテナンスなどによって、そのコンディション(状態)は千差万別です。
ご自身で出来るチェックポイントを以下にまとめますが、しっかり確認できるかご不安な場合は、建物のプロによるホームインスペクション(住宅診断)をおすすめします。
地盤の様子
まずはじめに外周を歩いて地盤の様子を観察しましょう。実際に敷地内を歩いてみて違和感やおかしなところがないかを見ていきます。
建物の基礎・外壁のひび割れや染み
次に、いろいろな角度から基礎や外壁にひび割れや染みがないかをチェックしてみましょう。
主にひび割れの原因としては経年劣化によるもの、建物の傾きによるものとありますが、名刺や0.5mm以上のシャープペンシルの芯が入るようなひび割れは、地盤の傾きによる影響も考えられます。
また、染みに関しては雨が降っていないのに染みがある箇所は要チェックです。
外壁の劣化
建物によって素材が異なる外壁。素材ごとにひび割れや剥がれなどの劣化がないか、あればどの程度かを見ていきましょう。具体的には以下のポイントについて確認します。
- モルタル:ひび割れの有無・大きさ
- サイディング:表面が割れているケースはほどんどないので、つなぎ目に使用されているシーリングの剥がれや硬さ、ひび割れ
開口部の建付と接合部
サッシまわりなど開口部は建付と接合部をチェック
サッシまわりなど開口部は建付と接合部をチェックします。窓やドアといった動かせる開口部分は実際に開閉してみてください。使用することを想定して引っかかりなどを確認するためです。この時、最初から最後まで動かしてみることがポイント。
サッシは、ガラスと枠の接合部のシーリングに雨漏りの原因となるひびが入っていないか見ておきましょう。良い状態のものだと、ゴムの用に柔らかい状態になっています。
いかがでしたでしょうか?ご自身でできるチェックポイントだけでもこれだけあります。見学時にはこれらのポイントを冷静にチェックして、物件を見極めましょう。