もうすぐ、梅雨の季節到来。雨の多いこの季節、実は、家のチェックをする絶好のタイミングだということをご存知ですか?
雨が降る前にできるだけ、今の家の状態を把握、情報収集をし、記録することがとても大切!不具合を見つけたら事前に修繕することもできます。そして、雨が降った後とで変化を確認することによって、ご自宅のトラブルの早期発見にもつながります。
そこで、住宅のスペシャリストであるホームインスペクター(住宅診断士)が、梅雨が来る前にチェックしておきたい点検ポイントを伝授します!
簡単にご自宅にあるもので、チェックができますので、是非実践してみてください。
梅雨の前に!チェックしておきたいポイント
梅 雨の前にできるだけ家の状態を把握することが大事です。後で確認がしやすいように写真やメモをとり、位置が把握できるように間取り図に記載しましょう。間 取り図は手書きでもOK。雨が降った後とで変化を確認することによって、自分でも危険なポイントを見逃すことなく、早めの対処ができます。
【自宅点検に必要なもの】
・家の間取り図(手書きOK)
・デジカメ
・0.5mmのシャープペンシル
・スケール(メジャー)
・双眼鏡
・懐中電灯
●外まわり篇
・ひび
外壁や基礎の部分でひびが0.5mmシャープペンの芯が入ったら注意が必要です。スケールではかり1mm以上あるものは、ひびを埋めるなど補修が必要です。
・染み
基本は目視でチェック。下ばかり見ないでバルコニーの下などを見上げてみましょう。変色や染みを発見したら既に雨漏りをしていないか確認しましょう。
・隙間
外壁でシーリングが割れていたり、配管の穴に隙間があったら、埋めるなどして補修が必要です。隙間から雨水が浸入し構造躯体の腐食につながります。双眼鏡で広範囲にチェックしましょう。
●室内篇
・窓まわりや天井
染みやひび割れがあるか念入りにチェック。染みが年輪のようになっていたら複数回の不具合があったことを表します。生活している上で、上部を確認することは意外と少ないものです。天井などを見上げてチェックしましょう。
●屋根裏篇
屋根面、天井面をチェック。懐中電灯で照らして隅々まで確認しましょう。下のほうまで染みがついていたら専門家へ相談してみましょう。
●床下篇
床下にデジカメを入れて、写真を撮ってみましょう。普段、目視では確認できないものもチェックすることができます。