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待ちに待った新築マンションの内覧会、ついつい壁やフローリングの「汚れ」や「キズ」に注目してしまいがちです。
しかし、入居後の快適な生活のためには、施工不良や不具合がないかをしっかりチェックしたいものです。
今回は、つい見逃しがちな「カーテンレール」のチェックポイントを、ホームインスペクター(住宅診断士)が内覧会立ち会いの現場実例をもとにご紹介します。
ポイント1.カーテンレールの有無
各お部屋の窓の上に、カーテンレールが取付けられているかどうかを確認しましょう。最近のほとんどの新築マンションには、カーテンレールが標準仕様として取付けられています(※)。
「そんなのすぐ気づくだろう」と思っていても、カーテンレールは少し見えにくい場所にあるため、ついつい見落としがちなものです。
※カーテンレールがないのが標準仕様、あるいはカーテンレールの取り付けがオプションとなっている場合もあります。
ポイント2.カーテンレールの固定状況
カーテンレールを引っ張ったり動かしたりして、しっかり固定されているか確認しましょう。
よくあるのが、ビスの打ち忘れ。そのまま使用すると、カーテンレールが落ちてきてけがをする恐れも。
また、カーテンレールの位置がずれていないか、曲がって取り付けられていないかも確認しましょう。
写真は奥のレールと手前のレールの位置がずれています。
このままだとカーテンを閉めた際、レースカーテンが厚手のドレープカーテンからはみ出してしまう可能性があります。
ポイント3.カーテンランナー(たま)の動き
カーテンレールの中にあるカーテンランナー(たま)もチェックしましょう。
スムーズに動くかどうかを、ランナーをはじいて確かめます。
その際同時に、カーテンレールの端部に取付けられているはずのストッパーの有無も確認しましょう。写真のように取り付けられていない場合もあります。
ポイント4.カーテンランナーの数
カーテンランナーの数は、奥のレールと手前のレールとで同数なのがふつうです。
しかし、数が間違っていることもありますので、注意して見てみましょう。
奥も手前6個ずつあるあはずのランナーが、左奥だけ5個しかありません。
カーテンは入居後すぐに取り付けたいものの一つです。
快適な新生活のスタートを切るためにも内覧会の時にカーテンの採寸と合わせチェックしてみてくださいね。