リノベ済み物件、押さえておきたい4つのポイント

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今、注目を浴びている「リノベ済み物件」。
新築よりも比較的安価で、同じ予算でも選択肢がぐっと広がることも人気の理由でしょう。
「こんな家に住んでみたい!」と思わせるような、個性的でおしゃれな内装のものも多く、人気も頷けます。
ですが、表面上おしゃれに作られていても、性能は既存のまま・・・という物件もあります。
「リノベ済み」と言っても要は中古物件。
見た目だけに惑わされず、建物としての性能をきちんと確認しておく必要があります。
そこで今回は、購入前に確認しておきたいリノベ済み物件で見落としがちなポイントと、その解決策を、ホームインスペクター(住宅診断士)がご紹介します。

24時間換気システム、ついていない可能性も?

24時間の換気システムは、シックハウス対策として建築基準法の改正(2003年に施行)により、義務付けられたものです。
築年数によっては当然ついていない物件もあります。

換気システムのない物件のデメリットは、
・キッチンの換気扇を回している際には、窓や玄関など給気口を確保しなければいけない
(キッチンから空気を強制的に出しているので、どこかから空気を取り込む必要があります)
・寒くて窓を閉めっぱなしにしていると、換気ができない
(それゆえ、室温が外気に大きく左右される)

ご自身で換気の際に、給気と排気の「空気の通り道」を確保、2時間に1度、5~10分程度、を意識して行なうことが重要です。

サッシ、ガラスの性能は?

住んでみないとなかなかわからないのが、建物の断熱性です。
特に開口部は断熱性の低いシングルガラスやサッシの場合、結露でカビが発生してしまいます。
石油ストーブやガスストーブなどの暖房器具は水蒸気も発生させるため、更に結露が発生しやすくなり注意が必要です。
エアコンやオイルヒーターなどの輻射式の暖房機器、床暖房、ホットカーペットを用いるといいでしょう。

騒音トラブルの原因に?直床

近年は躯体のコンクリートから離して床を組む「二重床」が主流ですが、中古マンションの中にはコンクリートの躯体に直接床を貼った「直床」工法による建物があります。
二重床は下階への音を和らげてくれますが、直床はそうはいきません。二重床の建物よりも物音を注意しながら暮らす必要があります。
とりわけ、物の落下音や子どもの走る音のような「重い音」は響きやすいので要注意。

厚めのスリッパを履く、クッション材を床に敷き詰めるといった対策を講じると良いでしょう。
また、日頃のご近所づきあいも大切です。
階下の住人と仲良くなると、こちらの家庭への理解を得られたり、相手がどれくらい騒音を気にしているかを知るきっかけになります。

タイル貼りのお風呂は冷めないように

現在はシステムバスやユニットバスが主流ですが、中古物件の場合、在来工法のお風呂もまだまだあります。
タイルや石などを使った、おしゃれなものや趣のあるデザインに魅力もありますが、
ユニットバスに比べ、浴室全体が冷えやすく浴槽の湯も早く冷めてしまいます。
ふたをせずにお湯を張る、あらかじめシャワーで壁面にお湯をかけておくなど、冷えない工夫を講じてください。

もちろん全てのリノベ済み物件がこのような仕様ではありませんが、目に見えない性能の部分はどうしても見落としがちです。
せっかく気に入った物件、性能まできちんと理解した上で、日々の暮らしの中で快適に暮らせる工夫をしましょう。

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