人気のルーフバルコニー・屋上物件を計画中なら

  • Update: 2022-06-13
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ルーフバルコニーとは

ルーフバルコニーとは下階の天井の上にあるバルコニーになります。通常のバルコニーは建物からバルコニー部分が飛び出た形状になるため、飛び出る距離に構造上の制限があり、木造住宅の場合には一般的に奥行き910mm(3尺)程度になります。ルーフバルコニーの場合は下階の建物の上にあるため奥行きに構造上の制限はなく、広い面積が確保できることが最大のメリットになります。建物の上にある範囲と飛び出た範囲を合わせてルーフバルコニーとしていることもあります。

屋上とは

屋上とは屋根の種類のひとつで、平らで歩けるようになっている陸屋根のことをいいます。階段等で行き来ができてルーフバルコニー以上に広い面積が確保でき、眺望と屋外でのプライベート空間を得ることを目的に設けられます。

ルーフバルコニーと屋上の共通点

ルーフバルコニーと屋上の共通点は、用途上は屋外でのプライベート空間になりますが、建物の形状的には下階の天井の上にあることになり、建物の屋根も兼ねることになります。

注意点

これまでの木造の建物は、屋上(陸屋根)はあまり用いられませんでした。現在の屋根も寄棟や切妻、片流れなどの傾斜している形状が多く、平らな陸屋根は少数になります。理由としては、傾斜している屋根と比べて平らな屋根は雨漏りしないようにする防水が難しいことがあげられます。特に木造の建物では雨漏りをすると構造の腐食を招く恐れがあり、建物の致命的なダメージになることもあります。そんなリスクを避けるためにも主流とならないのかもしれません。屋上と比べれば面積は小さくなりますがルーフバルコニーも同じことは言えます。

また、ルーフバルコニーと屋上は外気に接する場所になるため断熱も重要です。天井の上に上階がある場合には天井裏には断熱をしないので、特にルーフバルコニーは断熱の施工を忘れてしまったり、隙間があることも少なくありません。その場合は室内の温熱環境が外気に左右されやすくなり、冷暖房の効率が悪くなったり、結露の原因となることもあります。

リスクの回避

雨漏りのリスクを回避するためには、屋上やルーフバルコニーに用いる防水方法が用途と面積に合っているかの確認が必要です。防水の方法には、非歩行用、軽歩行用、歩行用の3種類があります。滅多に歩かない場合は非歩行用。たまに歩く場合は軽歩行用。日常的に歩く場合は歩行用など耐久性や摩耗性により使い分けられています。

バルコニーと同様に洗濯物を干したりして日常的に出入りをする場合は歩行用となり、太陽光発電などの設備を設けてメンテナンス以外は使用しない場合は軽歩行という選択もあります。また面積が広いと伸縮や変形も大きくなるため防水方法が異なってきます。

工事については、経験の少ない工事会社の場合には防水方法をよく検討して慎重に工事をする必要があり、特に屋上の場合には雨仕舞の検討をする箇所も多くなるので、普段から工事をしているところに依頼するのが無難です。

  • 計画時に用途・面積にあった防水方法を選択する。
  • 工事会社は経験があるところに依頼する。
  • 特に屋上、陸屋根の場合は注意が必要。
    外気の温度に左右されない、冷暖房の効率を上げるためには断熱材の性能を上げるとともに、施工の忘れや隙間などの断熱の欠損部分をなくすことが重要です。
    特に外壁の垂直部分とルーフバルコニー・屋上の水平部分との間は隙間が生じることなく断熱材を連続させます。
  • 断熱の仕様は外壁と同じではなく、ルーフバルコニー・屋上として検討する。
  • 外壁との取り合い部分は断熱欠損とならないように断熱を連続させる。
  • 断熱に隙間が生じたり、厚みが異ならないようにする。

使用上の注意点

ルーフバルコニー・屋上も降雨の際は排水が必要となるため、ドレインという排水口を設けますが、排水口が詰まると雨水が溜まっていき、そのうちに溢れて下階での雨漏りになります。普段から掃除をしてゴミや枯葉などがないようにしましょう。特に長期で留守にする場合は植木や置いてある物は移動をさせます。留守中に暴風などで倒れてしまうと詰まりの原因となります。また、平らな面は劣化しやすいため、ひび割れや破損などがあった際は早めに処置をしてあげることも重要です。

現場の状況を客観的に知りたい、現場担当者以外に工事のチェックをしてもらいたい、専門家にアドバイスをもらいたいなど、工事に不安を感じる場合は第三者による現場検査「新築工事チェック」がおすすめです。

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