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新型コロナで休園・休校! 子供の在宅事故を防ぐ住まいのチェックポイント

  • Update: 2020-03-19
新型コロナで休園・休校! 子供の在宅事故を防ぐ住まいのチェックポイント

新型コロナウイルスの影響で、幼稚園や小学校などで休園・休校が実施されている自治体が少なくありません。
普段の長期休暇であれば、親子で動物園や旅行などに出かけたりと、長期の休みならではの外出を楽しむこともできますが、今回は新型コロナの感染拡大を防止するため、図書館や児童館などの公共施設の休止や不要不急の外出などの自粛が求められており、お子さんたちの自宅で過ごす時間が急激に増えています。
好奇心旺盛な年ごろのお子さんが、じっとおとなしく家の中で過ごすことは非常に難しく、エネルギーを持て余したお子さんの家庭内での予想外の行動に、ヒヤヒヤしたという親御さまも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、家庭内で起こる、お子さんの事故防止のための住まいのチェックポイントをご紹介します!

家庭内の危険リスクをしっかりチェックして対応することは、ケガからお子さんを守ることはもちろん、「ダメよ」「危ない」と声かけをするパパ・ママのストレスを減らすことにもつながります。
チェックリストにまとめましたので、ご自宅はもちろんおじいちゃん・おばあちゃん宅など、ご実家に帰省された際にもご活用ください。

チェックポイント① 窓

■腰高窓

床から近いところにある腰高窓

床から80センチ以内の高さにある腰高窓の場合は、子供の身長や運動能力にもよりますが、子供は頭が重いため、つま先立ちをするだけで転落する恐れがあります。
写真の腰高窓は、60センチと少し。この高さだと、身体能力が高くない1~2歳児でも転落する可能性があります。

対策として、

  • 危ない場所には転落防止バーや格子の取り付け、もしくは、補助ロックを取り付けて10センチ以上開かないようにする
  • 窓によじ登れないよう、窓際にベッドやソファを置かない。

などがあります。

■出窓

出窓になっている腰高窓

出窓は子供にとっては、とっておきの遊び場です。
出窓に上がり、普段より高い視界や解放感を楽しんだり、窓を開けたりと、この危険地帯をすぐに遊び場にしてしまいます。
写真のように室内側に2本の手すりがついていますが、これは、床に立っている時を想定して作られた転落防止策。まずは出窓前に椅子や棚を置かないように徹底させ、上がれないようにしましょう。

対策として、基本的に出窓の窓は市販の窓用防犯用補助錠などを使い、全部閉めておくのがベストです。
空気の入れ替えが必要であれば、子供の頭が挟まりにくい10センチ未満にしておくのもひとつの方法です。
補助錠をサッシの下部に取り付けると、子供がロックをはずしてしまう可能性があるので、上部に取り付けるのがおすすめです。

■窓の指挟み防止

引き違い窓に指挟み防止機能がついている場合、必ず使用するようにしましょう。
特に大きな引き違い窓を勢いよく開けた時、指を挟むと骨折の恐れもあります。

■ガラス

在宅時間が長くなると、お部屋の中で走り回ったりボールやおもちゃを投げたりと、危ない遊びが増えがちです。
ベランダの掃き出し窓など、成人の腰より低い位置の窓ガラスにぶつかりそうな場合は強化ガラスの設置や、もしくは飛散防止用フィルムを貼るなどの対策をおすすめします。

■ロールカーテンなどのコード

ロールカーテンやブラインドのコードが首に絡まって窒息する可能性あります。
お子様の手が届く高さにコードがぶら下がらないように注意しましょう。

チェックポイント② ベランダ・バルコニー

■バルコニーに室外機がある場合

バルコニーにある室外機

建築基準法施行令第126条により、バルコニーの手すりの高さは、1.1メートル以上にすることが規定となっていますが、1.1メートルいうと5~6歳の子供の平均身長です。例えば、60センチ前後の高さが標準の室外機に乗って、子供が外を見ようと手すりに身を乗り出せば、転落してしまいます。
柵側に室外機を置かない、置くならなるべく離すといった対策を行いましょう。
配管や排気の都合で、室外機を限定された位置にしか設置できない場合には、背が高い(80センチ以上)格子状のカバーなどで覆い、室外機自体に上れないようにしましょう。
また、周囲に踏み台になるようなものは置かないように気をつけましょう。

 チェックポイント③ ドア

■ドアのレバーハンドルが危険な場合

子供が怪我をしないためのドアレバー用クッション

床から1メートル前後の高さにある、ドアのレバーハンドル。子供が勢いよく走ったり、ハンドルの端部に頭や目がぶつかる危険性があります。その場合は、市販されているレバーを覆うクッション材を取り付けたり、オリジナルでクッションを取り付けておくとよいでしょう。

■ドア吊元の隙間が危険な場合

ドアを開く際の隙間を覆う商品


ドアを開くと、枠に固定する蝶番付近に隙間ができます。子供の手がそのあたりにあることに気が付かず、ドアを閉めてしまう事故は少なくありません。最近では、この隙間を覆う、専用の既製品が売られています。
また、自作でカバーを取り付ける方法もありますが、カバーを貼る時に使用するテープの粘着力が強いと、取り外す時に、建具の表面が剥げてしまうので、心配な場合は予め目立ちにくい場所でテストしてから利用を決めましょう。

チェックポイント④ 家具

子供たちが家庭内で走り回るなどでぶつかってしまった際に、大型の家具が子供たちの上に倒れ掛かってくることも。
本棚やテレビなどの家具は、地震対策と同様に固定しておくことをおすすめします。

■コンセントと家電の電源コード(電気ケトル・ノートPCなど)


手軽にお湯を沸かせるため人気を集めている電気ケトルですが、低い位置にあるコンセントを利用していると、使用中に足などが引っかかったりコードをひっぱるなどして、火傷する可能性も。
高い位置のコンセントを利用するか、電気ケトルを使う場所を検討するなどしましょう。
また、新型コロナの影響で、在宅勤務に切り替えてお仕事をされているご家庭で気をつけていただきたいのはノートパソコンの電源コードです。
リモートワークで普段使わない場所にケーブルが転がっていると、気が付かずお子様がつまずいて転倒したり、ノートPCが引っ張られて落下して…の可能性も。使用するコンセントやケーブルの位置には注意しましょう。

■テーブルやデスクの角

テーブルや机の高さは、ちょうどお子様たちの目線の高さであることが多いため、走り回って目や頭をぶつける可能性が高い場所です。
両面テープなどで簡単に取り付け可能なクッション材などがホームセンターや100円均一ショップなどでも販売されていますので設置を検討してみましょう。

■水遊びによる危険を避ける場合

ユニットバスのドアロック


浴室での事故として、子供が目を離した隙に浴室に入り、浴槽内に転落ということが考えられます。
浴槽内のほんのわずかな残り湯であっても、小さなお子様は溺れる可能性があるため、残り湯を洗濯に使用するときは必ず蓋を閉めるか、すぐに使うことをおすすめします。
また、浴槽の蓋をしていても、ずらしてしまうことも。
浴槽の蓋にロックを付けるのは困難なので、心配な場合は浴室そのものへの入室を制限しましょう。
方法としては、ユニットバスなどのドアに鍵があれば、その鍵を外側からロックします。ドアノブの下部分(写真)をコインで回してロックするか、ハンドルのネジ部分をドライバーで回してロックします。
手間ではありますが、子供が浴室で転落する危険はなくなります。なお、コインやドライバーで頻繁に開閉していると、ロックが早く痛む恐れもあるますので、注意して操作しましょう。

チェックポイント⑤ 玄関ドアや窓

いつもなら一人では外に出かけないお子様でも、家にいる時間が長くなり飽きてくると「ちょっと外に出てみよう」と玄関を開けて勝手に出ていってしまうことも考えられます。
そういった心配には、玄関ドアや窓に、鈴など音が出るものをマグネットや吸盤で取り付けておくのがお勧め。
ドアや窓が動き鈴が鳴る音で気づくことができます。
ただし、親御さんがいらっしゃるお部屋が玄関やお子さんが出ていってしまうかもしれない窓から遠ければ聞こえない可能性もあります。そんなときでも勝手に出ていかれないようにしたいという場合は、ドアや窓の内側上部に補助錠を取り付けるなどの方法もあります。

新型コロナをきっかけに住まいの安全対策を

ご紹介させていただいたお子様の家庭内の事故を防ぐためのチェックポイントは、お子様が成長していく段階において、安心して暮らしていくためにご検討いただきたいポイントとなっています。
新型コロナをきっかけにして、今一度ご自宅の安全対策をチェックリストを基にご確認いただければ幸いです。