大型台風通過時の24時間換気口は閉めてOK!ただし条件付き

  • Update: 2020-10-09
大型台風通過時の24時間換気口は閉めてOK!ただし条件付き

ここ数年、大型台風の被害が大きくなっています。水漏れ調査も行う当社には、台風が過ぎ去った後に、「軒にいつもは見ない染みができている」といった雨漏りの相談が寄せられることも。

最近の住宅には24時間換気システムが備わっていることが多く、大型台風など大雨の時は給気口から水がポタポタ入ってきてしまう可能性があります。

引き渡しの時に「必ず24時間換気は回しっぱなしにしておいてくださいね」って言われた気がするんだけど、台風の時は給気口は開けたまま?閉めた方が良い?と悩まれている方も多いと思います。

台風通過時に24時間換気(給気口)は開けたままにした方が良いのか、閉めた方が良いのか。正解と注意事項について、動画で解説しました。


24時間換気の台風対策を動画で解説!

24時間換気とは

24時間換気システム

最近の住宅に24時間換気がついている理由は、シックハウス症候群を予防するためです。

2003年7月以降に建てられた建物には24時間換気をつけることが建築基準法で義務化されています。

外と繋がっている給気口から空気を取り込み、洗面所やお風呂、トイレなどに設置された機械式の排気口から空気を排出し、室内の空気が循環するように設計されています。

24時間換気の給気口ってどんなもの?

壁についていることが多く、形状は丸いものや四角いタッチ式のものなどです。排気口と連動してここから空気が自然に入ってくるようになっています。

24時間給気口

空気が入ってくるということは外と繋がっているということなので、大型台風の時などすごい大雨のときは、ここから水がポタポタ入ってきてしまう可能性があります。

24時間換気は台風以外はどんな時に閉める?

基本的には回しっぱなしにする24時間換気ですが、台風通過時以外でも閉めた方が良い場合があります。

  • 花粉の季節
  • 冷気が入って寒い
  • 外がうるさい
  • においが入る
  • 梅雨の時期
  • 核攻撃/核爆発

それぞれの説明と注意点も動画の中で解説しています。

台風通過後の自分でできるチェックポイント

  • お風呂の換気扇
    台風通過後のお風呂の換気扇チェック
  • 給気口の周り
  • 給気口のフィルター
    台風通過後の給気口のフィルター

その他の台風対策

24時間換気以外にできる台風対策についても簡単にご紹介します。

雨対策

●バルコニー床にある側溝の排水口からゴミを取り除いておく
落ち葉や繊維状のゴミにより排水能力が低くなると、バルコニーの形状によっては、水が溜まってしまう恐れも。

排水口

●植木やバケツ等、室内に入れる
当たり前と思いつつも、バルコニーの手すりがコンクリート製の住戸などだと、入居後初めての台風などの際には油断しがち。

●雨がかかりそうな位置にある外壁給気口を(室内側で)一時的に閉める
給気口内部にも水返しという止水板がついていることもあるが念のため。ただし通常の天候に戻ったら換気のために開けましょう。

●マンションのピット式駐車場(機械式の地下駐車場)の場合、地下部分を地上に上げておく
通常管理会社から掲示板・チラシなどで通知があります。地下部分が水没する可能性ありますので雨が降り出す前に対応をしておくとよいでしょう。


風対策

●24時間換気システムを一時停止する(説明書を確認)
機械が回っていると、理論的には室内と屋外がつながった状態となるため、突風時に天井の換気扇から風が入ってきたり、ひどい風切り音が聞こえることも。
24時間換気を一時停止するとそれらが改善することもあります。ただし、天候が戻ったら必ずスイッチを入れましょう。

換気口

●室内のドア類をしっかりドアストッパーなどに固定
玄関ドアや窓を開けた瞬間に、ものすごい勢いでドアがと閉まることがあり、大怪我をするおそれもあるので、強風の日のドアは常に閉めておくか、開けておくならしっかりストッパーに固定するなど注意しましょう。

●ガラスの飛散防止フィルム施工
万が一の飛散物でガラスが割れてしまっても、破片が飛び散りづらいメリットが。台風対策だけでなく紫外線カット・赤外線カット・防犯性向上などの性能を備えたフィルムもあるため建物にあったものを選びましょう。

フィルム

●窓の施錠をする
強風の場合は施錠していないと空いてしまう可能性も。すきま風の侵入や音の防止にもなります。


いかがでしたでしょうか?

大型台風や「何十年に一度の大雨」が毎年のようにやってくる昨今、災害への備えや被災後の住宅メンテナンスの重要性が高まっています。

台風や強風、豪雨の後は、漏水などの思わぬ不具合が見つかりやすいタイミングでもあります。

落ち着いた頃、ご自身で建物まわりをチェックしてみてはどうでしょう。おかしいな?と思う箇所やご自身で判断のつかない箇所については、建物のプロ、ホームインスペクター(住宅診断士)に相談してみてください。

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