地震対策、考えるべきは建物の耐震性と・・・
ご自身のお住まい、購入予定の物件の耐震性を心配する方から、多くのお問合せを頂いています。
みなさん、建物については高い関心をお持ちですが、地震対策としてみなさんにもう一つ知って頂きたいのが「地盤」です。
「建物がどの程度の地震に耐えられるのか?」ということを考えると同時に、「ここはどの程度の地震がくる可能性があるのか?」ということも併せて考えてみましょう。
地盤について知っておこう
地震の揺れの大きさは次の3つによって決まります。
- 地震の規模
- 震源からの距離
- 表層地盤のかたさ(地表面近くの地層の揺れやすさを数値化したものです。)
国立研究開発法人 防災科学技術研究所が2014年に出している『全国地震動予測地図』に、今後30年間に震度6強の地震が起きる確率が記されています。
例として、東京近郊を拡大したものがこちらです。
次に挙げるのが、内閣府が出した『表層地盤のゆれやすさ全国マップ』の東京都の部分です。
東京西部の青い部分に対して、東部の橙色の部分は震度が0.8程度、ところどころに見られる赤い部分は1~1.5程度震度が大きく観測される可能性があるということです。
自分の家があるエリアがどの程度の地震に見舞われる可能性があるのか、市や区など自治体でも公開してるところがあります。
例えば、こちらは「渋谷区地震防災マップ」です。
どれくらいの地震が起きるのかは誰にも正確なところはわからないのですが、どれくらいの地震に備えておくべきなのか、まずはそれを調べるところから始めたいですね。