「お天気がいい日のほうが出かけやすい」からと、新居探しの見学は晴れの日ばかりになっていませんか?でも、雨の日だからこそ見ておきたいことが実はたくさんあります。
雨の日こそ、気になっている物件を見に行ってみましょう!
周辺の環境は?
歩道の水溜まり
通り道を歩きながら、通行に支障が出るような大きな水たまりがある場所がないかを見てみましょう。
舗装が少しくぼんでいて少量の降雨なのに長靴を履いていないとびしょ濡れになってしまう・・・そんな歩行者専用道路に出くわすかもしれません。
また、降雨量が多い日、下水の排水能力が足りない地域では、道路脇の排水側溝から水が溢れ出ていることがあるかもしれません。
雨天時でもいつもの最短の道を通れるのか、または少し迂回したほうがいいのかなどを知ることができます。
道路の渋滞
雨の日は車で出かけたり家族を送迎する家庭が多くなりやすいもの。スーパーや駅前、学校などの周辺は大渋滞になる地域も珍しくありません。
よく使いそうな施設付近がどのくらいの混雑になるのか知っておけば、雨天時の車での出かけやすさを知ることができます。
また、検討中の家の付近の道路についても、渋滞状況を見ておきましょう。
歩道の幅
駅や学校などに向かう道が細いと、傘を差して歩いたときに人とすれ違いづらいことも。
大人同士であれば道を譲り合えますが、子供だと車道にはみ出してすれ違おうとしたりするかもしれず、危険を伴うこともあります。
よく行く場所とのルートが雨の日でも安全に往来できるかどうか確認しておきましょう。
気になる物件は?
敷地内の水溜まり
敷地内の排水機能が十分でないと、水溜まりがたくさんできていることがあります。
マンションの場合は、その水溜まりが通行に支障がないかどうかを確認しましょう。
一戸建ての場合は水たまり部分に虫が湧いたりすることもあるため、水溜まりを解消できるのかを不動産会社に相談してみるとよいでしょう。
排水管から水が溢れていないか
一戸建てもマンションも、建物の屋根に降った雨の一部を「排水管」で地面または排水管に流すようになっています。
ところが、排水管の継ぎ目が破損していたり、排水口に異物が詰まっていると本来は水が出ない位置から溢れ出てしまっていることも。
一戸建ての場合は修理について不動産会社に相談してみましょう。マンションの場合は管理組合が修理を計画しているかを不動産会社に確認してもらいましょう。
これらは新居の購入をやめる原因にまではならないとしても、知ったうえで購入すれば後々も納得して住み続けられます。