雨漏りに水染み… 雨によるダメージから住まいを守るには

間もなくやってくる梅雨。梅雨時期は雨が降り続けるため、建物が雨漏りや水染みなどの被害を受けやすくなります。

特に雨漏りは建物の構造を支える木材など骨組みに影響します。万が一、不具合があった場合、「シロアリの発生」「木部の腐食」などのリスクが高まる恐れがあるのです。そして気づかずに放置してしまうと被害が広がり、修繕費用の負担が大きくなってしまうケースも。そこで梅雨入り直前・直後に、建物の状態をチェックし、必要があれば対策をとることが大切です。

また、実際に雨が降りはじめてから建物や周辺で発見される不具合もあります。梅雨に入ってから建物の様子を観察しておくと、梅雨明けに早急に補修対策ができ被害を最小限で食い止められます。そこで今回は、建物に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、住まいをダメージから守るためのチェックポイントをご紹介します!

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梅雨入り直前・直後のチェックポイント

●外壁

外壁

雨による建物の被害といえば雨漏り。水が入ってきやすい不具合箇所として、以下の3つが挙げられます。

checkbox_checked 雨がかかりやすい場所の外壁表面のひび割れ

checkbox_checked 雨がかかりやすい開口部(窓や排気口、配管貫通部等)と壁の継ぎ目のひび割れ

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外壁2

こういった不具合を長期間放置すると、雨漏りが発生しかねません。雨がかかりやすい部分で大きなひび割れや穴などがないか確認しておき、可能であれば梅雨入り前に外壁等の修繕専門業者に補修工事を相談するとよいでしょう。

なお、梅雨入り前の工事が難しく応急処置をしておく場合も、専門の補修業者に相談しましょう。ご自身で隙間を埋めてしまうと、仮に雨の浸入を一時的に防げたとしても、適さない補修材や補修方法の影響で他の不具合を誘発する恐れがあります。

工事が雨で中断されにくい時期になったら、見つけたひび割れ等以外にも修繕すべきところがないか自宅点検を実施し、早急に修繕が必要な個所やついでに工事を行うといい箇所を把握して修繕工事を計画してみましょう。

 

●よう壁

擁壁

ひな壇状になっている住宅は、よう壁(土が流れ出さないよう石やコンクリートで覆っている壁)に設けられた水抜き穴の中をのぞきこみ、中にゴミや虫の巣などが詰まっていないかを確認します。何かが詰まっているのを発見したら、すぐ撤去しましょう。

敷地の土に多量の水が染みこんだとき、適切に雨水が排水されないとよう壁に大きな圧力がかかり、よう壁にひび(亀裂)を生じさせます。水抜き穴に水をせき止めるようなゴミなどがあると、雨水が排水されずによう壁内側にある土に多量の水分が留まることも。特に古いよう壁の場合、過去の降雨が積み重なり大きな亀裂やずれがすでに発生していれば、よう壁自体が崩れてしまう恐れもあります。

なおよう壁の現状をチェックしたい場合は、国土交通省が「我が家の擁壁チェックシート」を公開していますので活用してみましょう。

 

●雨どいのゴミ

雨樋

雨どいには、いつの間にか周辺から飛んできた葉っぱがたくさん溜まっていることがあります。少量の雨なら排水できていたものが、多量の雨が降り続くと排水できず、雨どいからあふれ出すことも。

梅雨の最中に葉っぱを撤去しなくてならないと雨に降られながらの作業になってしまう可能性があるので、梅雨入り前に棒にカメラを取り付けるなどして雨どいの現状を確認してみましょう。葉っぱが多量に詰まっているときは危険がない範囲で脚立などに上り、撤去しておくと安心です。

 

梅雨中のチェックポイント

●建物周辺(庭・通路)のぬかるみ

ぬかるみ

コンクリートなどで土を覆っていない場合、降った雨が土にどんどん染みこんでいってくれないと、いつしか庭や建物周辺の細い通路に水たまりができることがあります。このとき、土の質や土地の排水構造の違いにより水はけが悪ければ、水たまりがまるで池のようになってしまうことも。

水はけがよい敷地の場合でも、豪雨時はさすがに降雨量が多すぎて水たまりができてしまうことがあります。けれども梅雨時期に多く見られる「シトシトと長時間にわたって降る雨」の場合、水はけがよければ降った雨が土に染みこんでいくため、池のような水たまりはできにくいもの。

雨の日には、土が露出する庭や建物周辺の細い通路を観察し、水はけが悪い場所がないかを確認しましょう。ひどい水たまりができている場合は水はけの悪い土が表層を覆っている可能性があります。改善したい場合は水が溜まる部分に砂利を敷く、雨水が排水溝や側溝まで流れるよう土表面に勾配をつける、水はけのよい土に入れ替えるなどの対策工事を検討します。

 

●床下と天井裏(小屋裏)の水染み

床下雨漏り 天井裏雨漏り

床下や天井裏(小屋裏)といった住民が日常で立ち入らない場所の雨漏りも放置すると、構造部材を腐らせたりシロアリを発生させる原因になりかねません。

そこで、床下点検口や天井点検口を開け、けがをしない程度にのぞいたり、カメラで写真を撮ったりするなどして水染みがないかを確認しておきましょう。

床下点検口 天井裏点検口

 

梅雨明け後のチェックポイント

壁の水染み

壁のシミ 壁のシミ2

雨漏りは突然発生するものではなく、少しずつ少しずつ、見えないところで水が入ってきていることが多くあります。それが進行し内装材が変色することで、居住者が始めて雨漏りに気付くというケースがほとんど。

たまに雨が降る時期であれば、仮に外壁の亀裂や隙間に微量の雨水が染み込んでも、晴天時に蒸発して建物内部まで進行しないこともあります。ところが梅雨は雨天が連続し、雨が降らない日でも湿度が高いまま晴天になる日も少ないため、染み込んだ水が蒸発することなく雨漏りが進行しやすくなるのです。

これまで分からなかった雨漏りがチェックできるチャンスでもあるので、梅雨明けにはしっかり室内の雨染みを点検してみてください!

 

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