お子さんの誕生をきっかけに住宅の購入を考え始めた、という方は多いのではないでしょうか。お部屋やマンションの中には、大人にとっては普通に見えても、子どもにとっては危険……そんなものも数多くあります。子どもを守り、なおかつ子育ての負担を軽くできるような物件を選びたいものですよね。
今回は、マンションに潜むお子さんの危険チェックポイントをご紹介します。
マンション内の動線は大丈夫?
エントランスからお部屋までスムーズにベビーカーで移動できますか?
子どもは小さな段差でもつまずきやすいので、ベビーカーを卒業した後も目が離せません。段差がなくても角度が急すぎる場合だと、ベビーカーを押すのも大変になってしまいます。
また、子どもは敷地外にいるときは注意をしていても、敷地内では注意が散漫になるもの。車の動線とは離れているほうが安全です。
玄関ドアやサッシに子どもが指をはさむ事故も後を絶ちません。特に風の影響を受けやすい場所のドアは、開閉時に思わぬ勢いがつきますので、ストッパーやクローザーのついているものが望ましいですね。
ドアが丁番で固定されている側(吊元)にも注意が必要です。ここに子どもが手をかけていることに気付かずドアを閉めると、子どもの手を挟んでしまいます。この部分に対しては、専用の製品や、プラスチック製のシートでカバーすると安心です。
なんでも興味津々!子どもはじっとしていられません
子どもは急に走り出したり、予測不能な動きが多いもの。ぶつかってケガをしないよう、コーナーに丸みを持たせてあると安心です。
ガラスに激突した際にケガしないように気をつけたいものです。強化ガラスなどを使うと安心です。特に、大きなはめ込みガラスを使ったドアを使っている場合は注意が必要です。
キッチンには包丁や洗剤など、子どもには危ないものでいっぱいです。特にガスレンジ・引き出しなどを、誤って作動させてしまうことのないようにしましょう。
ベビーゲートを設置し、子どもを立ち入れないようにするのも有効です。
バルコニーの手すりがいくら高くても、子どもが登れる踏み台となるようなものがあっては危険です。
特に、エアコン室外機には配慮が必要です。エアコン室外機は一般に60cm前後の高さになっています。子どもは、一般的に70cmくらいまでの物は登れてしまいます。室外機を手すり沿いから移動させるか、子どもが登れない程度に高さのある室外機カバーをつけるなどするとよいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
ぜひ、子育てしやすいマンション選びのご参考になさってみてください。
安心できるマンション選びにはホームインスペクター(住宅診断士)のチェックも重要。
購入前のチェックや引き渡し前の内覧会チェックで、新居での生活を気持ちよくスタートさせましょう。