前回は、「信頼できる リフォーム 会社を見分けるコツ3つ」についてお話ししました。
せっかく良心的なリフォーム会社と巡り合えたとしても、やはり進めていく上でトラブルが起きないとは言えません。
リスクを回避するためにも、逐一必要なタイミングで業者さんとのやりとりを文書の形に残していくことが大切です。
必要書類とそのタイミング
契約前、建築中、契約(完成)後の各段階に応じて必要書類があります。
1.契約前
◯請負契約書
金額の大小に関わらず、必ず取り交わします。会社側がリフォームを完成させることを約束し、こちらも報酬を支払うことを約束する文面です。
◯請負契約約款
工事に対して報酬を支払う約束のほか、どのような場合に工事を中止するのか、契約を解除できるのか、あるいは工事の変更や工期の延長にはどのような手続きを経るのかなど、契約のベースとなる約束事を書面にしたものです。特に、クーリングオフについて定めていることを確かめましょう。
2.建築中
◯打ち合せシート
リフォームトラブルで最多の「言った、言わない」の水掛け論を避けるため、「打ち合せシート」も必要です。打ち合せ日時とともに打ち合わせの内容をその都度記していくとともに、工事内容に変更がある場合には、変更の前後でどのような形になるのか図やスケッチでイメージを可視化しておきましょう。
◯工事内容変更合意書
当初の仕様や金額など契約内容が途中で変更になれば、双方の合意として必ず取り交わします。
3.契約(完成)後
◯工事完了確認書
すべての工事が完了してからその確認として取り交わす文書です。リフォーム後のアフターサービスがあれば、この書類の日付から開始となります。
これら書類はインターネットで、以下のサイトからダウンロードできます。最低限このレベルの書式が必要であることは言うまでもありませんが、大事なのは、これら書類がそれぞれ適切なタイミングで出てくることです。