ここ数年の施工不良や欠陥住宅についてのニュースなどから、さくら事務所の工事中の現場検査サービス「新築工事中ホームインスペクション(第三者検査)」へのお問い合わせが増えています。ここしばらく特に増えているのが、既に着工してから不安を感じ「やっぱりお願いしたい・・・」というご要望です。
とはいえ、皆さんは工事のプロではありません。自身で施工ミスをみつけてから改めてプロに依頼する、というより工事中に何か漠然とした不安を感じて依頼する、というケースが多いようです。
そこで、今回は実際に工事中の第三者による現場検査サービス「新築工事中ホームインスペクション(第三者検査)」をお申込みいただいた方がどのような部分を不安に感じてご依頼されたのかを、お客様の声をもとにご紹介します。
ごみやたばこの吸い殻が散乱、資材が出しっ放し。工事現場ってこんなもの?
「休みの日に現場の前を通ったら、フェンスも何もなく誰でも入れる状態だった」
「現場にごみやたばこの吸い殻が散らかっていた」
「道路際に資材や脚立などが出しっ放し」など実は多いのが、工事の善し悪しではなく現場の様子を見て不安になるというケースです。
現場の管理能力に不安を感じ、施工状況もいい加減なのでは?と不安になってしまいます。
この時期避けられない台風、ゲリラ豪雨・・・ 工程はきちんと管理されてる?
この時期の工事、台風や長雨の影響は避けられません。とはいえ、
「工程が遅れているのに何の連絡もない」
「ここしばらく雨は降っていないのにまだ再開しない」という不安の声も。
「雨の中、材木が出しっ放し。防水シートがきちんとかけられていない」なんてケースもありました。
木造住宅に湿気は大敵です。建物の性能に影響が出るかもしれません。
実は9月も要注意。関係ないはずの我が家にも、引渡しシーズンの煽りが?
「3月、12月はお引渡しが多いので、どうしても突貫工事になってしまいがち」とはよく言われます。
現場でホームインスペクターからの指摘事項も増える時期です。
ですが9月も同様に、中間決算を迎える会社も多く、更に台風や長雨で工程がずれ込むこともあり、要注意な季節なのです。
ご自身の物件は9月引き渡しではないのに「9月引き渡しの物件に人手がとられたのか、ここのところ工事があまり進んでいない・・・」という心配の声もよく聞かれます。
いかがでしたか?
これらがあるから、必ずミスがある!とはもちろん言えませんが、不安を抱えたまま工事を見守るのも辛いもの。工事が終わって仕上げ材が張られてしまった後では、重要な構造部分や断熱材の施工状況など確認できません。このままお任せしていいのかな?と漠然とした不安は工事が進むにつれ募る一方。
「不安で躍起になって毎日自分で現場に通ったけど、やはり自分ではチェックできない」とのことでプロに依頼される方も多くいらっしゃいます。
新築でもホームインスペクションを行う必要性はこちらの新築でもホームインスペクションは必要か?でも解説しています。
第三者による現場検査の活用もぜひご検討ください。