工期がタイトでぎりぎりまで工事が終わらない、というかまだ工事が終わっていない・・・というようなことも多いこの時期の新築一戸建てや新築マンションの内覧会。
引渡し前は設備業者さん、電気屋さん、内装屋さんとたくさんの職人さんが行き交い、現場はバタバタです。小さいミスやうっかりはそんなときに起きてしまいます。
今回は新築一戸建てや新築マンションの内覧会・竣工検査で発覚する「忘れ物」をご紹介します。
パッと見てすぐわかる「取付け忘れ」
まずは、「取付け忘れ」から。これはさすがにわかりますね。
コンセントカバーの取付け忘れです。
こちらは、玄関。収納の下から何か出ていますね・・
玄関のフットライト(足元灯)の照明の配線が接続されていませんでした。引っ越してからわかると微妙に不便なところですね・・・
試運転は必須!使ってみて発覚するケース
こちらは床下の様子です。垂れ下がっているのはなんでしょうか?
床暖房の電気の配線でした。これでは床暖房が使えません・・・。
こんなこともあるので、電気設備の試運転は必須です。
開けて確認!動かして確認!
次は、確認しないと気がつかないもの。
これは水道のメーターボックスの中です。一般の方はあまりここまで確認されないかもしれません。
パッと見、わからない方も多いのでは?
正解は・・・「水道メーターがついていない」でした。
こちらが正しい状態。上写真のグレー部分はあくまで仮のもの。写真下の金色の部分が本来の状態です。上写真、このまま水道を開いてしまうと接続部から水が漏れ出てしまいます。水回りの不具合は新生活にダイレクトに不便を感じる部分。必ず確認しておきましょう。
次は24時間換気の給気口。
何の問題もないように見えますが、
固定状況を確認したところ、スポッと抜け落ちてしまいました・・・。実はこれ、実際の内覧会・竣工検査でよくあるのです。
動かせるものは動かしてみるは基本です。更に、動かないはずのものも、本当に動かないかどうか(固定されているかどうか)、必ず確認しましょう。
最後にこちら、番外編
工具やパーツが置き忘れられていました。屋根裏で作業していた設備業者さんの忘れ物でしょう・・・
普段の生活では目の届かない屋根裏なので、内覧会で発覚しなかったらそのままになっていたでしょう。
とはいえ、これらの取付け忘れや接続忘れは、引渡しまでにきちんと対応してもらえれば問題ないものばかりです。困るのは気がつかないで入居してしまうケース。
補修工事や手直しの工事は、職人さんの都合で平日の日中になることもしばしば。入居後に是正工事をしてくれることになっても、忙しい方や共働きで家を空けがちな方はスケジュールを合わせるのにも一苦労です。
新居での生活を気持ちよくスタートさせるためにも、内覧会・竣工検査ではポイントを抑えて1つ1つ丁寧にチェックしましょう。