【プロが解説】中古物件の内覧時の注意点・チェックポイント!

  • Update: 2022-01-09
【プロが解説】中古物件の内覧時の注意点・チェックポイント!

目ぼしい中古物件は選定終了。いざ物件内覧になったけれど、「建築知識もないし、どこを見たらいいのかわからないから、とりあえず手当たり次第にチェック…」このようなことは、よくあることです。

中古住宅の場合、契約や引き渡し後に傷みや故障がわかると、想定外の出費が発生します。引き渡し後の一定期間内なら売主に補償を求められる「瑕疵担保責任」があった場合でも、限定された事象のみが対象になります。多くの補修・交換費用は自己負担になるため、できるだけ契約前にかかる出費を把握できたほうがいいでしょう。

そこで今回、さくら事務所のホームインスペクター(住宅診断士)が抽出、一般の方でも見学時に調べられるポイントの簡易チェックシート(印刷用PDFもご用意)を作成しました。

『空き家』『売主様が居住中』それぞれのケースでは、見られるものに違いがあります。各ケースごとにポイントをご紹介しておりますので、まずは内容をご覧いただき、見学に備えてチェックポイントを学んでみてください!。

※不動産仲介会社の方もぜひご活用ください

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『売主様居住中』の場合のチェックポイント

居住中の場合、見学の時間を割いてもらう形になるため、あれこれと調べづらいものですが、部屋を見学しながら、できる範囲でチェックしていきましょう。

※チェックポイント印刷用PDFはこちら 

●水まわり

・洗面ボウルやキッチンシンク下の収納内を見せてもらいましょう。水漏れが起きていると、配管表面にひどい汚れが付着していたり、周辺に染みができていたりすることがありますので、しっかりと確認したいところです。

・洗面所、キッチン、浴室入口周辺やトイレ便器の床面に、水染みや床材がふやけているような部分がないかチェックします。

●建具 (ドア・窓)

・シンプルですが、何か所か開け閉めの動作をしましょう。動かした箇所の多くで動きが固かったり、しっかり閉まらなかったりするときは、建物のゆがみがある可能性があるため、ゆがみの有無を確認したほうがいいでしょう。

●壁・天井

・窓まわりや部屋の隅に、壁紙に接着力が弱まり大きく剥がれたような箇所や、黒ずみがないかをチェックし、水漏れやひどい結露が発生している可能性を確認しましょう。

※特に真上にトイレや洗面所などがあるところは、天井に染みがないかは注意が必要です

●床

・スリッパを脱いで廊下を端から端まで歩き、前後左右に傾きを感じない か確認しましょう。

●外壁

・ 道路や敷地内から、外壁と基礎の表面に問題がないか観察しましょう。
・ 外壁や基礎に複数のひび割れがないかをチェックしましょう。
・ 窓と壁の間に気になる隙間やひび割れがないかも見ておきましょう。

 

〇ホームインスペクターからのアドバイス

住んでいる人もまったく気づいていない不具合があるかもしれません。特に床下や天井裏は一度も見たことがない方も多いようです。引き渡し後に水漏れなど大きな不具合がわかったら、売主様も後日手放した家の補償をすることになってしまいます。事前に事実を把握できたほうがご迷惑をかけにくいでしょう。

見学だけではわからない不具合を把握できるよう、修理や交換をしたほうが いいと思っているものがあるか聞いてみます。「リフォームにかかる費用を 把握したい」とお伝えになると聞きやすいです。

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『空き家』の場合のチェックポイント

※チェックポイント印刷用PDFはこちら 

●水まわり

基本的なことですが、洗面所やキッチン、浴室、トイレなどで水を流してみましょう。水の量が極端に少なくないか、蛇口下の配管が濡れていないかがチェックポイントになります。

 (※注意)元栓が閉まっていることが多いため、万が一閉まっているようでれば仲介会社に水を流して見たいので元栓を開けてもらえないか、頼んでみましょう。元栓は建物外の地面にあります。

●電気

・電球が設置されているところは全て電気をつけてみましょう。もし電気がつかないときは、単純な球切れなのか、配線不良なのかはお客様では判断が難しいため、売主に確認依頼をしましょう。

●ガス

基本的に内覧時は閉栓されていることが多く、その際はガス会社に開栓を依頼しないと使用できないため、給湯器やガスコンロなどの機能確認は、できないと考えておきましょう。製造年を確認し、耐用年数を経過していないかなどを参考にします。

●建具(ドア・窓)

・日常で使うイメージで実際に開閉してみて、引っかかりなどがないか体感でチェックするようにしましょう。ドアは一度閉めても、自然に開いてしまわないかしっかり確認しましょう。

●床・壁

・内装の傷みの中に、複数のひび割れや水染みなどがないかを確認しましょう。

・ 寝室になる部屋が、隣や上下階の騒音が出る可能性がある部屋(トイレや洗濯機置き場がある洗面室)に面していないかも確認してもらいましょう

●外壁

・バルコニーや共用廊下など、屋外の外壁表面を観察します。外壁に長いひび割れや、多数のひび割れがないかをチェックしましょう

・液体が付着したような白い汚れが複数出ていないか見てみましょう

〇ホームインスペクターからのアドバイス

建具類の動作不良は、多くの場合、取り付け状態が悪いことが原因です。ただし、 まれに建物全体の傾斜により生じていることがありますので、数多くの建具で動作 不良があったときには、周辺の状況(ひび割れなど)を詳しく調べると良いでしょう。

また、壁の内装のひび割れは、経年劣化によるものが多いですが、中にはコンクリートに 生じたひび割れが原因のこともあります。ひび割れがある壁が内装壁なのかコンク リート壁なのかを確認し、周辺の状況を勘案して原因を推測することができます。

中古住宅の購入の際は、ホームインスペクションのご検討を!

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過去に、さくら事務所と千葉大学で共同で行った住宅欠陥における大規模研究では、新築時の段階でおよそ30~40%補修検討すべき箇所が存在(経年により発生率は上昇し、築10年以上の物件は約60%)していたことがわかっています。

ホームインスペクションとは、雨漏りやシロアリ被害、建物の傾きなどの劣化状況や、新築時の施工不良などについて、建物に精通した専門家のホームインスペクターが診断するサービスです。改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などの改修アドバイスまでサービスに含まれ、物件価格の約0.2%の費用追加でリスクヘッジができるため、ご利用の検討を強くおすすめしております。

中古住宅の場合、インスペクションを入れるベストなタイミングは『申込み後~契約前』となり、他の時点でも入れることは可能ですが、注意点も多いため、お急ぎの方はまずは一度お問合せください。

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中古住宅の購入にはリスクがつきものです。築年数が浅いのにコンディションの悪い物件もあれば、古くともコンディションのいい物件もあり、それを正しく見抜くには専門知識や経験が必要です。中古住宅購入の際には、必ずさくら事務所のような第三者機関によるインスペクションをご利用ください。