寝室にひび割れが!原因の見極め方

ひび割れが生じる原因はいろいろありますが、複雑にからみ合っていることもあって、原因を特定することは難しい場合が多いです。

地震によって発生するパターンが一番イメージしやすいせいか、「ひび割れ=構造的欠陥」と思われがちですが、実は、室内で見られるひび割れのほとんどは、建物構造に影響がありません。

では、よく見られるひび割れのパターンをご紹介しましょう。

構造に問題のないひび割れ

ひび割れが発生する場所で、もっとも多い場所のひとつがドア回りです。
特に、四つ角あたりに斜め方向や垂直方向に現れます。
軽量鉄骨材や木材などの下地が入っているのですが、ボードの継ぎ目処理が甘いと、比較的簡単にひび割れが発生します。

壁が切り取られたドア回りというのは、面強度が低下しますので同じ力がかかっても、他と比べてひび割れが発生しやすくなります。

片開きドアの上部に発生したひび割れ
<片開きドアの上部に発生したひび割れ>
 
クローゼット上部に発生したひび割れ
<クローゼット上部に発生したひび割れ>

しかし、いずれも石膏ボード面に貼られたクロスであって、このひび割れが構造上の問題に直結するものではありません。
基本的に、クロスを貼り替えれば問題はなく、場合によって補強を入れる程度で済みます。
見た目にインパクトがあるため、不安に思われる方も多いと思いますが、実はこれも構造的に問題があるケースではありません。
コンクリートとボード下地の境に目地材を入れて、上からクロスを貼り分ければひび割れは避けられます。

要チェックなひび割れ

天井面にできた小さなひび割れ
<最後に、天井面にできた小さなひび割れ>

天井面なのですが、コンクリートに直接クロスが貼られている仕上げです。
このようにコンクリートに直接クロスが貼られている面でひび割れが見られる場合は、小さいものでも注意が必要です。
骨組でひび割れている可能性が高いので、程度にもよりますが、決して放っておいてよいものではありません。
コンクリートは基本的に、乾燥収縮して小さなひび割れは生じるものですが、クロスの上からでは判断しにくいので、クロスをはがした跡のチェックは欠かせません。
セルフチェックでは判断が難しい不具合・劣化についてホームインスペクター(住宅診断士)が診断します。

プロの診断って、セルフチェックとどう違うの?とお思いの方はこちらもどうぞ。
お役立ちコラム「セルフチェックとホームインスペクションはここが違う!」

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