居住中の物件でもホームインスペクションしてもらえる?

  • Update: 2016-06-11
居住中の物件でもホームインスペクションしてもらえる?
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さくら事務所 編集部

気に入った中古住宅が見つかった場合でも、「耐震性が心配」「内装はきれいだけど見えない部分が傷んでいるかもしれない・・・」といった理由から、中古住宅のホームインスペクション(住宅診断)を利用される方が増えています。

研修センター 072

確かに、もしも隠れたところに大きな不具合があった場合、修繕するのに多額の費用が掛かったり、長く住めない可能性があります。

そこで、「建物が傾いていないか」「シロアリの害がないか?」「雨漏りや水漏れがないか?」といった建物のコンディションを確認するのがホームインスペクション(住宅診断)です。

「売主さんに迷惑じゃないですか・・・?」と心配する方も

で すが、「契約前にホームインスペクションをお願いしたら、売主の方や仲介会社の方にご迷惑をお掛けしてしまったり、売買がスムーズに進まなくなってしまう のではないか・・・」と思われる方もまだたくさんいらっしゃいます。特に、売主の方が居住中の物件の場合は尚更ですね。

確かに、売主さんも仲介業者さんも「ホームインスペクションって何をするの?どれくらい時間が掛かるの?」「診断の結果次第では、契約は白紙になってしまうかも」「結果はどれくらいでわかるのだろうか?」といった心配をされるかと思います。

そこで、ホームインスペクションを円滑に行うためには、売主の方と仲介会社の方に心配や疑問を払拭してもらう必要があります。


■居住中の売主の方へお伝えすること(仲介会社の方を通してお伝えしてもらうこと)

  • 調査時間や調査箇所、調査内容(なるべく詳しく)
  • 住宅診断がかなり普及していること
  • 調査中は必ずしも家にいなくてもいいことや掃除等が必要ないこと

※売主の方にはなるべく負担がないようにする

■仲介会社の方へお伝えすること

  • 調査終了後に結果は口頭で知らせてくれるので、その日にある程度結論が出て、買う・買わないの結論までにそれほど時間が掛からない
  • 報告書は、調査時に説明した内容を紙ベースにまとめるだけなので、報告書を待たずして買主の方の結論が出せる
  • 雨漏りやシロアリの害、水漏れや傾きといった一般的に契約時に交わされる「物件状況報告書」の内容に近い調査である

※仲介会社の方や売主の方にとっても知っておきたい部分の不具合


安心して気持ちよく売買するために

このように、取引の当事者となる売主の方や仲介会社の方の気持ちや立場を把握しご説明することで、ホームインスペクションをご理解していただきやすくなります。

なお、さくら事務所ではホームインスペクションをスムーズに行うため、売主の方向けのご案内を準備しております。

【売主様向け・一戸建て】中古住宅のホームインスペクションに関するご説明
【売主様向け・マンション】中古住宅のホームインスペクションに関するご説明

売主様も大事にお住まいになった自宅を手放されるのですから、次の方にも安心して気持ちよく住み継いで頂きたいと思っているでしょう。安心してスムーズな中古住宅の売買をするために、ホームインスペクションは存在しています。

ぜひ、ご契約前にご活用ください。