欠陥住宅の事例14選│新築戸建は8割に施工不良がある!原因と対策を紹介

  • Update: 2022-10-06
欠陥住宅の事例14選│新築戸建は8割に施工不良がある!原因と対策を紹介

1999年に国内で初めてホームインスペクションサービスをスタートし、業界No.1の実績を持つさくら事務所では、これまで個人向けで58,000件以上の住宅を診断してきました。

その中で、中古住宅だけにとどまらず新築の一戸建てでも欠陥を発見するケースも多々あります。

じつは、私達さくら事務所が提供している新築工事チェック(建築途中検査)サービスでは、建物に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が工事段階から複数回の検査を行います。2019年から2020年にかけて、大手ハウスメーカーや地元の工務店まで幅広く集計・分析をした結果、おおよそ8割近くで不具合が発生していることがわかっております。

また、住宅完成後の内覧会同行(引渡し前チェック)サービスでも、給水管水漏れによる床下の水たまりや、換気扇ダクトの付け忘れ、断熱材の外れなど、新築でも施工不良は多く見られるなど、おそらく多くの人が新築に抱くイメージとは大きくかけ離れた施工状況だと予想されます。

一戸建てを検討中の方が知らずに欠陥住宅をつかまないためにも、これまでに住宅診断士(ホームインスペクター)が発見した欠陥住宅の事例を一部ご紹介いたします。

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ひび割れの事例

住宅においてひび割れが生じやすい部分としては、天井・基礎・壁が挙げられます。ひび割れは安全性に直結する部分もあれば、そうではない部分もあるのです。

基礎のコンクリートのひび割れがひどくなった場合は雨水が侵入しやすくなり、危険性が高まります。一方、天井や内壁のひび割れは安全性に問題ないでしょう。

原因には、経年劣化や地震以外にも各部分の施工品質や地盤沈下などがあります。特に、下地材の施工品質やクロス貼りによることが原因となることが多いです。ただし、安全性には問題ないため、直ぐに補修工事をしなければならないわけではありません。

構造体の選考品質による基礎や壁のひび割れは、図面通りに建てられない可能性が高いです。配筋や筋交いなどが適切でないケースもあります。ひび割れを放置した場合は、割れ目が太くなってしまい、雨水の侵入により建物に悪影響を及ぼすのです。

以下の記事では、室内で発生するひび割れについて解説しています。構造に問題のないひび割れと、そうでないひび割れを解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。

雨漏りの事例

雨漏りが起きやすい部分として、外壁・ベランダ・屋根・窓などが挙げられます。特に、新築住宅の場合は外壁や窓が雨漏りを起こしやすいです。

外壁や窓の雨漏りの原因としては、防水シートやサイディングを取り付ける際のシーリングの施工不良などがあります。放置した場合は、木材の腐食や結露の発生に繋がってしまいます。雨漏りを見つけ次第、早急に漏水を防ぐ必要があるでしょう。

以下では、築17年の物件で起きた雨漏りの事例をご紹介していますので、是非参考にしてください。

水漏れの原因は、壁の中や床下にある給排水管の接続不良が挙げられます。戸建ての物件で2階に浴室や洗面台がある場合、水漏れを起こし、1階の天井に水染みができることもあるでしょう。

床下で水漏れが発生した場合は、基礎コンクリートのひび割れ部分に水が侵入する恐れがあります。水漏れが起きることで柱や土台の腐食に繋がり、建物の耐久性にも影響します。

水漏れが見つかった際は、補修工事を行う必要があるでしょう。

以下の記事では、水漏れに関する3つの事例をご紹介しています。各事例では、実際に水漏れがあった住宅に注目し、問題点を挙げていますので是非参考にしてください。

天井裏の事例

天井裏であり得る欠陥の原因として、金具の不足が挙げられます。金具は、木材と木材を固定するために必要なものです。欠陥したケースには、固定されていない場合や固定する場所にズレが生じている場合などがあります。

上記でのケースでは天井裏の強度が不足してしまい、屋根の落下に繋がるリスクがあるでしょう。他にも強引に配管を通すことで、雨漏りや強度の低下を引き起こします。天井裏の状態により、耐震性に影響を与えます。

ホームインスペクターに住宅診断を依頼し、現状の状態について把握することをおすすめします。

以下では、天井裏に関する2つの事例をご紹介しています。天井裏では金具以外にもさまざまな問題が見つかるケースもあるため、是非参考にしてください。

建物の傾斜の事例

建物が傾斜する原因には、老朽化や地震が挙げられます。他にも施工不良や地盤沈下などがあります。

建物の傾斜を放置した場合、床が傾いたり、壁等にひび割れが入ったりするでしょう。さらに、ドアの開閉に不具合が生じ、生活に悪影響を及ぼします。

地盤沈下は、軟弱な地盤に建物を建てた場合に起こりやすいです。沈下するケースでも建物の一方が傾く不同沈下は問題になり、早急な解決が必要でしょう。

対策としては地盤調査を行った上で、地盤改良工事を実施することです。

以下では、築12年の住宅で起こった事例をご紹介していますので、是非参考にしてください。

床下の事例

建物を支える床下の欠陥としては、基礎コンクリートのひび割れや鉄筋の露出が挙げられます。また、雨水やシロアリが浸水・侵入をすることで木材の腐食が進むケースもあるでしょう。

ひび割れ等の原因は、施工不良と経年劣化の2つのパターンです。どちらのパターンにおいても早期に発見し、補修工事をする必要があります。放置した場合は、建物の耐久性に影響を及ぼします。

住宅を購入する前にホームインスペクションを受け、確認することが大事です。

以下では、床下で起こった4つの出来事をご紹介していますので、是非参考にしてください。

断熱材の事例

壁の内部や天井などに設置される断熱材は室内の温度を安定させ、快適な生活を送るために欠かせません。ただし、断熱材が不足すると室内外の気温差が生じ、窓や壁などに水滴がつきやすくなります。

室内に結露が発生した場合、快適な温度を保ちにくいだけではなく、カビが発生し健康被害に繋がることもあるでしょう。原因としては、施工の際に正しい場所に断熱材が設置されていなかったり、経年劣化したりするケースが挙げられます。

対策を取らずに放置した場合は結露が起きやすくなり、建物や人体に影響を及ぼす可能性があります。通常では不具合を確認しにくいため、ホームインスペクションを利用し状況を把握しましょう。

以下では、断熱材に問題があった事例をご紹介しています。さらに、他の問題点も見つかったケースですので、是非参考にしてください。

新築でもある!工事中や入居前に見つかった不具合事例

新築一戸建てであっても、建物等に不具合が見つかるケースもあります。不具合の原因としては、基礎のコンクリートにヒビや隙間(じゃんか)があったり、基礎と土台を繋ぐアンカーボルトの取付状況が適切ではないなどが挙げられます。また、工事完了後に排気ダクトの防火被覆が適切ではない場合もあり得るでしょう。

上記の不具合を放置すると、耐震性や防火性において問題が発生します。建物の不具合は、全ての新築物件に該当するわけではありません。

工事中もしくは建物の完成後、ホームインスペクターの住宅診断を導入し、現状の把握を行いましょう。

以下では、不具合が工事中や入居前に見つかった事例を紹介しています。各場面で見つかった問題点を挙げていますので、是非参考にしてください。

欠陥住宅とは?

欠陥住宅とは、建物の安全性に欠けた住宅のことです。本来、安全性のために備わっている性能が欠けている状態であり、基礎・土台・柱・床などの骨組みに関する部分が該当します。

欠陥住宅の原因は、施工不良や設計ミスによるケースが挙げられます。事例としては、基礎や壁のひび割れや雨漏りなどが起こり得るでしょう。

ただし、扉の建付けが悪いことや壁が?がれることは安全性に関係なく欠陥住宅に該当しないため、注意してください。

1分動画でインスペクションの現場をご紹介!

当社インスペクションサービスでは、宅地建物取引業法に規定された基本調査である「建物状況調査(調査項目はおおよそ40程度)」に加え、より広範囲における調査(7箇所、詳細には100項目以上)、内覧会への同行、重大な不具合調査、アドバイスもさせていただきます(簡易報告書付き) 。

実際の調査現場の様子をまとめた、こちらの動画もぜひ参考にしてみてください♪

中古住宅の売買時に行う建物状況調査だけでなく、新築の一戸建てでも、ホームインスペクションを行った際に、10年保証の対象外となる箇所に欠陥が見つかるケースが多く存在し、新築住宅の場合、買主側からも担当者との関係性が壊れるのを心配してあまり強く言えないケースもありますが、入居後に安心して住み続けるためにも新築住宅でのホームインスペクションは必須です。

ぜひこの機会に、より良い暮らしと安心の住まいづくりのために、ホームインスペクションのご検討を宜しくお願いいたします。

ホームインスペクターに依頼して、漏れのない調査を

さくら事務所では、中古住宅を購入する際にホームインスペクションを入れることを、皆様に強くお勧めしております。

理由として、過去にさくら事務所と千葉大学で共同で行った住宅欠陥における大規模研究で、新築時の段階でおよそ30~40%補修検討すべき箇所が存在(経年により発生率は上昇し、築10年以上の物件は約60%)していたことがわかってるからです。

ホームインスペクションとは、雨漏りやシロアリ被害、建物の傾きなどの劣化状況や、新築時の施工不良などについて、建物に精通した専門家のホームインスペクターが診断するサービスです。改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などの改修アドバイスまでサービスに含まれ、物件価格の約0.2%の費用追加でリスクヘッジができるため、ご利用の検討を強くおすすめしておりました。

中古住宅の場合、インスペクションを入れるベストなタイミングは『申込み後~契約前』となり、他の時点でも入れることは可能ですが、注意点も多いため、お急ぎの方はまずは一度お問合せください。

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弊社理念の核でもある「第三者性・中立性」を保持しながら、建築・不動産・防災・マンション管理など、あらゆる難関資格を持つメンバーが連携、サービスご利用後にもあらゆる住まいのご相談に対応するための「永年アフターフォローサービス」もご用意。これから暮らす住まいの安心に加え、心強い建築士と末永いお付き合いをいただける内容となっております。

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