中古戸建住宅のメリット・デメリットとは?購入時の注意点も詳しく紹介

  • Update: 2022-10-03
中古戸建住宅のメリット・デメリットとは?購入時の注意点も詳しく紹介

「新築戸建住宅を探していても、なかなか良い物件が見つからない」と悩む人は少なくありません。新築だけに絞ると物件数も少なく、希望に合う住宅を見つけるのは難しいでしょう。

そこでおすすめなのが、中古戸建住宅です。築年数が経過しているものの、安く購入できたり、新築のようにリフォームできたりするため、理想の住宅環境を整えられます。

本記事では、中古戸建住宅を購入するメリット・デメリットを紹介します。記事の後半では、中古戸建住宅を購入する際の注意点についても紹介しているので、併せて参考にしてみてください。

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中古戸建住宅のメリット

中古戸建住宅を購入するメリットは、主に以下の6つです。

  • 価格が安い
  • 完成している物件を見て選べる
  • 住みたい場所を選びやすい
  • リフォームで新築のようにできる
  • 水道負担金を払わなくて済む
  • 分譲の新築戸建より面積が広いケースがある

それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

価格が安い

中古戸建住宅のメリット1つ目は、価格が安いことです。戸建住宅は、築年数が経過することで資産価値が減少すると言われており、一般的には約20年で建物の価値はなくなります。

そのため、同じエリアに建った新築戸建住宅よりも価格が安くなるケースが多い傾向です。予算が限られている場合は、中古戸建住宅を選ぶほうがより良い条件の住宅を見つけられるでしょう。

完成している物件を見て選べる

中古戸建住宅を購入するメリット2つ目は、完成している物件を見て選べることです。新築戸建住宅を購入する場合、住宅が完成する前に購入を決断するケースも珍しくありません。

しかし、中古戸建住宅の場合は、すでに物件が完成した状態であるため、外観や内装、設備などを確認したうえで購入できます。そのため、「想像していた物件とは違った」というような事態が発生することはないでしょう。

住みたい場所を選びやすい

中古戸建住宅を購入するメリット3つ目は、住みたい場所を選びやすいことです。物件を選ぶ際に新築戸建住宅だけに絞ってしまうより、中古戸建住宅も視野に入れたほうが選べる物件数が増えます。

例えば、新築戸建住宅だけだとエリアが限定されたり、学区や立地を優先して選べなかったりすることもあるでしょう。しかし、中古戸建住宅も候補に入れれば物件数が増えるため、理想の住宅に出会える可能性が高まります。

リフォームで新築のようにできる

中古戸建住宅を購入するメリット4つ目は、リフォームで新築のようにできることです。先述したとおり、中古戸建住宅は販売価格が安いため、余った予算をリフォーム代に回せます。

例えば、自分好みのデザインにしたり、最新の設備に交換したりすることで、新築戸建住宅のような空間を作れるでしょう。お気に入りの場所に建てられた中古戸建住宅を購入してリフォームを行えば、理想の住宅環境を整えられます。

水道負担金を払わなくて済む

中古戸建住宅を購入するメリット5つ目は、水道負担金を払わなくて済むことです。水道負担金とは、新築戸建住宅を購入する際に必要となる費用のことで、新しく水道を利用するときに納付します。

中古戸建住宅の場合は、すでに以前住んでいた人が納付しているため、新たに水道負担金を支払う必要はありません。そのため、住宅を購入した際にかかる初期費用を抑えられます。

分譲の新築戸建より面積が広いケースがある

中古戸建住宅を購入するメリット6つ目は、分譲の新築戸建住宅よりも面積が広いケースがあることです。新築戸建住宅を分譲販売する会社は、多くの住宅を建てて販売することで利益を上げられるため、最低限の広さの土地に住宅を建てることも珍しくありません。

しかし、中古戸建住宅の売主は個人であるケースが多いため、土地を分譲することは極めてまれです。そのため、広い土地に住宅が建っていたり、十分な駐車スペースが確保されていたりすることも多いでしょう。

中古戸建住宅のデメリット

中古戸建住宅を購入するデメリットは、主に以下のとおりです。

  • 新築より修繕・リフォームの必要性が高い
  • 耐震性が低いことがある
  • 住宅ローン審査が厳しいことがある
  • 設備の老朽化が懸念される

それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

新築より修繕・リフォームの必要性が高い

中古戸建住宅は、新築戸建住宅よりも修繕やリフォームの必要性が高い傾向です。中古戸建住宅は、一度は人が住んでいた物件であるため、新築戸建住宅よりも老朽化が進んでいます。

そのため、住宅を購入する前に建物や設備などの状態をよく確認しておき、資金計画をしっかりと立てておくことが重要です。

耐震性が低いことがある

中古戸建住宅を購入する際は、耐震性もチェックしておきましょう。1981年までに建てられた住宅は旧耐震基準が適用されているため、大地震に耐えられるかどうかのチェックが施されていません。

1981年以降に建てられた住宅であれば新耐震基準が適用となり、震度6~7程度の地震であれば倒壊しない基準で建築されています。2000年に行われた法改正で耐震基準がさらに強化されたため、より強度の高い住宅が建設されるようになっています。

そのため、中古戸建住宅を購入する際は建築時期を確認しておき、耐震性の高い住宅であるかどうかをチェックしておくことが大切です。

住宅ローン審査が厳しいことがある

中古戸建住宅は、新築戸建住宅よりも住宅ローンの審査が厳しいことがあります。中古戸建住宅は建物自体の資産価値が低下しているため、金融機関が設定する担保価値が低く見積もられる傾向です。

建物の状況や住宅ローンの種類によっては、審査が通らないこともあるため注意しましょう。中古戸建住宅の購入を検討している場合は、事前に住宅ローンの仮審査を受けるといった対策が必要です。

設備の老朽化が懸念される

中古戸建住宅を購入する際は、設備の老朽化が進んでいないかチェックしておきましょう。中古戸建住宅は築年数が経過しているため、メンテナンスの有無や使用加減によって設備の老朽化が著しい場合があります。

特に、浴室やキッチンといった水回りは、傷みやすく老朽化が目立ちやすい場所です。中古戸建住宅の購入を検討している場合は、設備交換の必要性も確認しておくといいでしょう。

中古戸建住宅を購入する際の注意点

中古戸建住宅を購入する際の注意点は、以下の3つです。

  • 目に見えない箇所もチェックする
  • 築年数を確認する
  • 費用の概算を予めしておく

それぞれの注意点を確認しておきましょう。

目に見えない箇所もチェック

中古戸建住宅を購入する場合は、ホームインスペクションを利用してプロの視点から住宅を診断してもらいましょう。

さくら事務所と千葉大学大学院小林秀樹研究室の草処章一郎氏との共同研究によると、築30年の中古戸建住宅の約半数で傾きが発生していることが判明しました。新築戸建住宅でも20軒に1軒の割合で傾きが発生しており、築年数が経過するごとに傾くリスクが上昇しています。

また、新築時の段階でおよそ30~40%の割合で、補修を検討すべき箇所が存在することもわかっているのです。修繕が必要な箇所は築年数が経過することにより発生率が上昇し、築10年以上の物件は約60%だと言われています。

そのため、欠陥や不具合が多い中古戸建住宅を購入する場合は、ホームインスペクションを活用して事前に物件の状態を把握しておくことが大切です。

築年数を確認する

中古戸建住宅を購入する場合は、築年数は確認しておきましょう。あまりにも古い中古戸建住宅を選んでしまうと耐震性が懸念されたり、修繕やリフォームにお金がかかったりします。また、住宅ローンの審査も厳しくなるため、資金計画も立てにくくなるでしょう。

そのため、中古戸建住宅の購入を検討している場合は、新耐震基準を満たした物件を選んでおくと安心です。

費用の概算を予めしておく

中古戸建住宅を購入する場合は、費用の概算を予め出しておきましょう。中古戸建住宅は、修繕やリフォームが早い段階で必要になるケースも珍しくありません。そのため、今後修繕やリフォームをする可能性もふまえたうえで概算を出しておくと安心です。

「実際に中古戸建住宅を購入した人は、リフォームにいくらかけているのか」「築年数で比較すると、平均どれくらいの修繕やリフォームが必要になるのか」などを確認しておくと概算も立てやすいでしょう。新築戸建住宅を購入する場合と比較して、どちらがお得かを検討してみてください。

中古戸建のメリット・デメリットを正しく見極めましょう

中古戸建住宅を購入する場合は、メリットやデメリットを理解したうえで検討するのがおすすめです。中古戸建住宅は価格が安いものの、修繕やリフォーム費用が必要になるケースも少なくありません。そのため、中古戸建住宅の持つ特徴を把握したうえで、自身に合う物件を選んでみてください。

中古戸建住宅を購入する際は、ホームインスペクションを活用するのがおすすめです。さくら事務所では、精鋭のホームインスペクターがプロの目線で住宅診断を行っています。客観的なアドバイスも実施しているので、ぜひお気軽にご相談ください。