まずはこちらの写真をご覧下さい。
新築マンション内覧会時、洋室(フローリング)に入ってすぐのところで当社ホームインスペクター(住宅診断士)が見つけた指摘です。
テープが貼ってあるところには、「気になるポイント」があります。
 しかし、一見写真を見る限りでは何も見えません。
 実は、現地でも契約者の方や施工会社のスタッフなど、何人もの人がここを通っていたのですが、ホームインスペクター(住宅診断士)が発見するまで誰も気付きませんでした。
 おそらく、この写真のように何も無いように見えていたのでしょう。
ちょっとずつクローズアップして、真上から見てみましょう。
かなり近づきましたが、まだよくわかりません。
この指摘を見つけるには、冒頭にちょっと触れた「チェックのコツ」が役に立ちます。
 そのコツとは、「少し身をかがめて(低くして)、床に光が反射するように見る」ことです。
 そのようにして撮った写真がコチラです。
「! ! ! ! ! !」
 足の指まではっきり見えます!
 ワックスが完全に乾ききらないうちに、職人さんが歩いたために付いた“足跡”と思われます。
 手で触っても凹凸はわからず、本当にこの角度でしか足型は見えませんでした。
 先ほどのコツを使えば、比較的短時間で部屋の全体を見回せ、見つけにくい事象を見つけることができます。
内覧会当日のお天気や、施工会社が用意してくれる照明器具の明るさによっても見え方の差はありますが、立ったまま上から見下ろすよりも効果的ですので、ぜひお試しください。




