コンクリート打設工事、大事なのはその直前!

基礎は、建物を支える重要な部分であり、また、後からやり直しが難しいので、基礎工事は一戸建て新築工事の中でも、特に重要な工程です。
今回は、コンクリ―トを流し込む、まさに直前の工事ポイントを、さくら事務所の第三者現場チェックサービス「新築工事チェック」での事例をもとにご紹介します。

コンクリート打設工事のチェックポイント

「コンクリート打設の検査」という名称になってはいますが、多くはコンクリートを打つ前に確認しなくてはいけないチェックポイントばかり。コンクリートを打つまでの時間は限られています。是正すべきポイントがあれば、速やかに直してもらわなければいけません。

①型枠の位置は合ってる?

まずはコンクリート流し込むための型枠を組みます。この時、型枠の位置に大きな間違いがないか、また立上りの幅などを確認します(下の写真は幅が150㎜であることを示しています)。

②かぶり厚さは十分?

「かぶり」とは鉄筋からコンクリートまでの最短距離のことで、外部に面するところは40㎜必要となっています。鉄筋の弱点は錆(サビ)。コンクリートは時間をかけて中性化していきますが、その中性化が鉄筋のあるところの深さまで達してしまうと、鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートにひび割れを生じさせてしまうのです。ひび割れも大きくなると、コンクリートの強度を損なうことになります。下の写真では10㎜程度しかなかったので、早速直してもらいました。
<チェック前>
kaburi1
<チェック後>

kaburi2

③アンカーボルト

前回同様、ここでもアンカーボルトが出てきます。チェックポイントは配筋と同じです。

④型枠内部をチェック!

コンクリートを流し込むための型枠内部をチェック。ゴミが落ちていたり、納品時に鉄筋についていた伝票(!)が残っていたりしないかチェックします。
katawaku

⑤最初のコンクリートはきちんと捨てているか?

いよいよコンクリートを流しこみます。ホースが詰まらないように初めはトロトロのコンクリートを流しますが、それは強度が弱いので捨てなければなりません。また、コンクリートには粘り気があり、骨材と呼ばれる砂利などが含まれているので、型枠の上から流し込むだけでは鉄筋が混み合っている部分などにコンクリートが回らず、空洞ができてしまう恐れがあります。そこでバイブレーターという機械で振動させ、きちんとコンクリートがすみずみまで均等にいきわたるようにします。
concrete1
concrete2

⑥規定の強度のコンクリートか?

このように、コンクリートを流し込むまでに多くのチェック項目があります。次はコンクリートを流し込む……前に、コンクリートそのものの強度(下の写真の赤で囲った数字)などが所定の性能通りであることを確認しなければなりません。

kisocheck

大事なのは施工会社任せにしないこと

これら全てをご自身で確認するのは難しい!と感じる方がほとんどでしょう。
でも、わからないからといって施工会社任せにせず、なるべく現場に通う、職人さんたちとコミュニケーションをとる、といったことからやってみてもいいかも知れません。
実際に職人さんたちも、住み手の顔がわかることで、より丁寧な仕事を心掛けてくれるかもしれませんよ。
また、第三者のプロが工事中の現場もチェックしてくれるサービスもあります。工事の進め方など不安を感る前にぜひご検討ください。

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