新築一戸建て工事中のチェックポイント ① 基礎工事(準備編) 

  • Update: 2017-09-01
新築一戸建て工事中のチェックポイント ① 基礎工事(準備編) 

住宅購入を考える際に、「間取りはどのようにするか?」「費用はどれくらいがいいか?」といったことを考える方は多いかと思いますが、基礎工事となるとなんだか良く分からないということが多いかと思います。

目に見えない部分だし、完全に業者におまかせ…となる気持ちも分かりますが、基礎工事は『家づくりの土台となるとても重要な部分』です。

じつは、私達さくら事務所20192020年にかけて大手ハウスメーカーや地元の工務店まで幅広く工事中の施工ミスを集計・分析した結果、おおよそ8割近く発生しており、重大な欠陥も少なからず含まれるなど、購入者側も最低限のことは理解しておきたい部分でもあります。

住宅完成後には、見えなくなってしまう部分だからこそ、コラム最後でプロのホームインスペクターが工事途中の検査の重要性についても解説しますので、ぜひ最後まで目を通していただけると幸いです。

※図解での解説コラムはこちら

※基礎工事のチェックポイントはこちら

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新築一戸建ての工事現場で問題が起きやすい「基礎工事」

一戸建てのさまざまな工程の中で、最も問題が起きやすくて直しにくいのはどこでしょうか?

答えは、基礎コンクリート

上部の構造にかかわらず、どんな建物にも基礎のコンクリートがあります。
さくら事務所では、第三者による現場検査サービス「新築工事チェック」でこれまでに数多く建築中の現場をみてきましたが、最も問題が起きやすく、直しにくいのが「基礎コンクリート」です。

たとえば、ドアの色が間違っていたりキッチンの種類が間違っていたりしても、それらは比較的簡単に直したり交換することができます。しかし、基礎のコンクリートに問題があった場合、コンクリートは固いために壊すのに時間がかかり、更に再度作り直したときにも固まるまでに時間がかかってしまいます。

基礎が傾いていたり歪んでいたりしたら、上の建物がどれだけ良い工法であったとしても、良い建物にはなりません。基礎は建物にとって、とても重要なものなのです。

ここから工事の順番に、チェックするポイントをご説明していきます。まずは、基礎工事に入る前の準備からご紹介します。

まずは土地を調べることから「地盤調査」

地盤調査

もともと古い建物が建っていたときには建物が取り壊され、敷地に何もない状態になってから工事がはじまります。

そして、建物を建てる前に地盤調査を行い、地盤の強さを調べます。地盤調査は主なものとして、ボーリング標準加入試験、スウェーデン式サウンディング試験などがありますが、最近では地震に備えてその土地(地盤)の強さだけでなく、地震の際にどのくらい揺れやすいのかを総合的に調査する微動探査も増えつつあります。地盤調査は建物の工法にかかわらず、すべての建物で行う必要があります。
もし、施工業者が地盤調査を行わずに基礎の種類を選んでいるのであれば問題があります。地盤調査をせずに建築した場合、短い年月で建物が傾いたり地盤沈下が起こってしまうなどの原因にもなるため、地盤調査は必ず行ってください。

地盤調査の結果、地盤に大きな問題がなければそのまま工事が始まります。もし地盤が弱い場合、杭を打ち込んだり、地盤を改良したりするなどの補強工事が行われます。

建物の位置を決める大事な「地縄張り」

地縄張り(遣り方)

次に行うのが「地縄(じなわ)張り」。建物の形に合わせてロープなどを張ります。敷地に対して建物の位置や高さを決める大事な作業 です。
何もない状態の敷地だと建物がイメージしにくいかもしれませんが、地縄を張ることで建物の広さや配置がより実感できるでしょう。

地縄張りをする際のチェックポイント

  • 建物の形、向きが設計図と同じであるかどうか
  • 隣の家や塀とのスペースは十分あるか
  • エアコンの室外機、給湯器などを置いたとき、建物のまわりを通ることができるか
  • 車がある人は、車が予定の場所に入るかどうか

このとき、地縄のまわりを歩いてみて隣の家や塀との間にスペースがあるかを確認してください。地縄は、外壁の中心線に設置してあるため、実際には壁の厚みの分だけ狭くなります。
エアコンの室外機や給湯器を置く場所も、その厚み分だけスペースが狭くなりますので注意しましょう。エアコンの室外機や給湯器の周辺に十分なスペースがなければ、設備の交換やメンテナンスをするときに支障がでる可能性もあります。

車のある人は予定の場所に車が入るかどうか、実際に入れてみるのが最も簡単で確実な方法。敷地周辺に電柱や段差があるときは、図面どおりに駐車できないこともあります。
駐車するにあたって電柱が邪魔になるなら、条件によっては電柱を移動することもできます。施工業者さんに聞いてみましょう。

完成後に発見できない重大欠陥に「工事中の第三者チェック」を!

工程別の不具合発生率データ

新築工事の段階ですでに「約80%」の施工ミスを発見!

冒頭でもご説明しましたが、20192020年にかけて大手ハウスメーカーや地元の工務店まで幅広く工事中の施工ミスを集計・分析した結果、おおよそ8割近く発生していることがわかりました。

新築工事チェック(建築途中検査)サービスは、本来施工ミスを防ぐ最も良いタイミングである工事中に、完成後には発見できない基礎・構造など建物の重要箇所について、建物に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が複数回の検査をし、引き渡し時の完成検査(内覧会同行チェック)も併せて行います。

施工ミスの原因は、現場監督が「法律や規定を知らなかった」「うっかり間違えた」など、初歩的なことが多いです。しかし、工事中の施工不良は住宅完成後に立ち戻り検査をすることができなく、時限爆弾式に10年以上たってから大きな不具合が発生するなどのケースも多々あり、欠陥住宅を未然に防ぎたいお客様には、当サービスを強くおすすめしております。

※工事途中からのご利用も問題ありませんので、お急ぎの方はまずは一度お問合わせください。

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