阪神淡路大震災で被害を拡大させた延焼火災、どう防ぐ?

  • Update: 2019-01-17
阪神淡路大震災で被害を拡大させた延焼火災、どう防ぐ?
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地震の被害を更に拡大する延焼火災

今日で阪神淡路大震災から24年。

当時、建物の倒壊に加え、木造密集地域の火災でも多くの被害がありました。

災害時、その被害を大きく拡大させるのが「火災」です。

日本は住宅の大半が木造なこともあり、特に住宅密集地では、1軒の出火から延焼火災に発展すると大きな被害を生みます。

消防庁の発表によれば、阪神・淡路大震災時、「電気による発熱体」が発火源と特定できた火災、いわゆる電気火災が85件発生しています。

そのうち40件が「移動可能な電熱器」(電気ストーブが19件、鑑賞魚用ヒータが15件)によるものでした。

具体的には、以下のようなケースが考えられます。

  • 使用していなかった電気ストーブの上に多量の物品が落下して通電し火災に至った
  • 通電状態で転倒した場合に電気を切る装置が周辺に散乱した物品で働かずに火災に至った
  • 鑑賞魚用ヒーターが空気中に露出してしまい、過熱状態でもサーモスタットが設定温度に達せず出火に至った

災害時は自分の身、家族の身を守るのが最優先です。

かといってすべての電気製品で緊急時用の対策がとられているとも限りません。

そこで、手軽にできる地震対策として感震ブレーカーの設置をお勧めします。

電気工事不要なお手軽なものも

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感震ブレーカーとは、一定の震度の揺れを受けると電気の流れを自動的にストップするものです。

ブレーカーそのものを交換するのは手間も費用もかかるものですが、コンセントに差し込むだけのもの、バネや重しを利用してブレーカーを落とすものなど、電気工事不要で手軽に設置できるものもあります。
(分電盤に設置するタイプは、ご自宅の分電盤の種類にあったものをお選びください。)

感振ブレーカー設置には注意点も

災害時、火災を防ぐために有益な感振ブレーカーですが、設置の際には併せて注意点もあります。

もし深夜の地震で全ての電気が止まってしまい、家中が真っ暗になったら・・・

家の中で転倒などの二次被害の可能性はもちろん、暗闇の中で安全に避難するのは困難です。

懐中電灯など、夜間でも照明が確保できるよう、併せて準備しておきましょう。

自然災害には、万全の対策はありません。

ですが、このように日常生活の中でできるところから意識してみてはいかがでしょうか。