注文住宅ならそろそろ・・・増税前の駆け込みスケジュールと注意点

  • Update: 2018-11-07
注文住宅ならそろそろ・・・増税前の駆け込みスケジュールと注意点

2019年10月から消費税が8%から10%に引き上げられる見込みです。

安い買い物であれば「たかが2%」なのかもしれませんが、マイホームは人生最大とも言われる大きな買い物。その差額は侮れません。

増税前の住宅購入・建築を希望される方も多いでしょう。

建売住宅を購入予定の方ならまだ余裕があるかもしれませんが、そろそろ動き出したいのが注文住宅を建築予定の方。

「来年の10月なんてまだまだ先なのでは・・・?」とお思いかもしれませんが、注文住宅は住宅会社の選定、設計契約、建築工事請負契約、工事、竣工検査と引き渡しまでは長い長いスケジュールです。

今回は、増税前の注文住宅建築をご希望の方へ、駆け込みのスケジュールとそれぞれの注意点をホームインスぺクター(住宅診断士)が解説します。

いつまでなら8%?いつから10%?

建売住宅などの場合、税率が適用になるのは「引き渡し」のお日にちです。ですので、来年の10月までにお引渡しが受けられれば8%の消費税が適用になります。

ただし、注文住宅の場合、契約から完成・引き渡しまでに時間が掛かるので、その時間を考慮して、契約のタイミングも関わってきます。(経過措置と言います)

来年の3月末日までに契約を交わしていれば、その物件の引き渡しが10月以降になっても8%の消費税が適用されるのです。

ここでいう契約とは施工会社と交わす「建築工事請負契約」です。家づくりにあたっては、土地の契約や設計契約などたてつづけに契約や手続きが続きますが、混乱しないようにしましょう。

来年の3月はどこの住宅メーカー、工務店でも駆け込み契約が相次ぐでしょう。

3月までに駆け込み契約!を狙う方の注意点

とりあえず、3月末までに契約をしておけば、引き渡しは多少ずれ込んでも影響ないのでまずは一安心でしょう。とはいえ、増税を意識して慌てて契約してしまった、ということのないように。

「営業マンに値引きを提案されてそのまま契約してしまった」「比較検討をする間もなく決めてしまった」「もっと間取りや設備などしっかり確認しておけばよかった」「契約までは親切だった担当さんから連絡が来なくなった」・・・

これは増税云々前に、さくら事務所の工事中チェックやお引渡し前にトラブルを抱えてお電話くださる方から日頃よりよく伺うお話です。

まずは家づくりのパートナーとして信頼できる住宅会社をじっくり選びましょう。

さくら事務所では、各ハウスメーカーの特徴や工事中の注意点をチャートでご紹介する「住宅会社別 工事品質スカウター」もあります。施工会社のしぼりこみができないという方はぜひご利用ください。

増税直前の引き渡しラッシュは必至!

「4月以降の契約だけど、9月中にお引渡ししてもらう契約になっているので大丈夫」という方は工期の遅れとその仕上がりに注意しましょう。

ただでさえ、9月は住宅会社の多くが半期決算を迎えることもあり、引き渡し物件が多い時期です。

引き渡しが集中する時期は、どうしても突貫工事で雑になったり施工不良が起きたりと、ホームインスペクター(住宅診断士)が同行する引き渡し時の内覧会・竣工検査でも不具合が多く見られます。

本来ならしっかりと工期をもって取り組めた仕事も、引き渡しに間に合わせるために短期で終わらなせなければならず、どうしても仕上げが雑になってしまったりするのです。

また、兼ねてからの人手不足で職人さんが手配できずに工事が進まず引き渡しが間に合わない、ということも十分に考えられます。引き渡し直前となる夏や秋は、台風や長雨が続いて工事に遅れが発生しやすい時期でもあります。

おすすめできない「とりあえず引き渡し」

このとき、完成していないのに「消費税8%の適用とするために、とりあえず引き渡しを受けませんか?」と住宅会社から言われることもあるでしょう。

親切な提案に見えるかもしれませんが、注意が必要です。

増税前の引き渡しにこだわり過ぎるあまり、建物の仕上がりをきちんと確認しないまま引き渡しを受けることはおすすめできません。

一度お引き渡し受けてしまうと、もし建物に不具合などがあった際に「引き渡しをした後なので・・」と本来は引き渡し前なら無償で直してもらえたはずであろう箇所の是正工事も断られてしまう可能性があるのです。

不具合や施工不良に気がつかずに新生活をスタートさせてしまい、知らぬ間に不具合が進行して自己負担での大がかりな補修が必要になるケースもあります。


いかがでしたでしょうか?

家づくりは住宅会社との二人三脚ですが、自分が当事者であるとう意識を最後までしっかり持つことが大事です。

とはいえ、自分たちだけでは不安という方は、第三者に工事の様子をチェックしてもらってもいいでしょう。