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ウイルスに感染してしまった場合、換気はどうすればいい?

  • Update: 2020-07-04
ウイルスに感染してしまった場合、換気はどうすればいい?

新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症にかかってしまった……。こういう場合、住宅内の換気はどのようにすればいいでしょうか。住宅で暮らす上で換気が必要なのはもちろんのこと、「3密」の1つである「密閉空間」を作らないためにも、正しい方法で換気をしなくてはなりません。
大前提として、ご家族の中に万が一感染者が出てしまったら、まずは隔離です。どこか1つの部屋に感染者を隔離し、できるだけほかのご家族との接触を避けるようにしてください。

感染者の位置は相対的に「風下」になるように

その上で換気の方法について考えていきます。空気の流れから考えると、まずは大きなポイントとして、感染者の位置は「風下」にあるようにしてください。感染者が住宅内で「風上」にいた場合、空気は風上から風下のほうへ流れていくので、ウイルスも空気と同じ方向に動きます。この状況になることは避けましょう。
住宅の換気といえば、「24時間換気」が頭に浮かびます。2003年7月以降に建てられた住宅には24時間換気システムが設けられており、馴染みのある方は多いはず。24時間換気システムに関しては別の記事でも紹介していますので、あわせてご覧ください。
さて、24時間換気システムのメリットは何かというと、「すべての窓を閉め切っている状態でも機械が換気してくれる」点です。このシステムでは多くの場合、浴室やトイレなどに付けられた換気扇から空気を排出し、主に居室の給気口を使って外部から空気を取り入れます。
ここで問題。感染者を個室に隔離している状態で24時間換気をすると、どうなるでしょう。感染者のいる個室の吸気口から入った空気が排気口に向かうため、感染者を隔離した部屋の外にウイルスが出やすくなってしまう可能性があります。これはつまり、感染者が「風上」にいるという状況。感染者を個室に隔離している場合は、いつも通り24時間換気を使うと家族内の感染リスクを上げてしまう可能性があります。

24時間換気ではダメ!? そんな時には「窓」を使うべし


ではどうすればいいか。窓を使うのです。もし個室に窓が1つしかない場合は、その窓を開け、部屋の入り口から窓に向けてサーキュレーターや扇風機を回して強引に部屋の内側から窓側へ空気の流れを作ると良いでしょう。これによって感染者を隔離した部屋が「風下」になります。
窓が複数ある場合は、2つ開けましょう。できれば、より離れた位置関係にある2つの窓を開けるのがいいですね。そのほうが大きな空気の流れを作り出すことができます。2つの窓を開けても空気が回っていないと感じる場合は、空気が入ってくるほうの窓を小さく、出て行くほうの窓を大きく開けてください。空気には、「狭いところから勢いよく入って、広いところから緩やかに出ていく」という特性があります。「小さく入れて大きく出す」と覚えておいてください。こうすれば、感染者を「風下」に置いた状態で、上手に換気をすることができます。