年末年始は用心!現場のトラブル回避に役立つ5つの極意

  • Update: 2021-12-15
年末年始は用心!現場のトラブル回避に役立つ5つの極意

11月10日、気象庁は「ラニーニャ現象が発生しているとみられる」と発表しました。ラニーニャ現象とは、日本から遠い太平洋の赤道域の中部から南米沿岸にかけて海面水温が低くなる現象で、世界中の気象に影響を及ぼすと言われています。冬の日本でも過去に偏西風が南下して気温が平年より低くなり大雪になることもありました。寒さの中での工事は、備えがないとあらゆる工事に支障をきたすため対策が必要になります。

また、今年の住宅業界では値上げが続きました。話題となったウッドショック。木材の不足を筆頭に半導体不足による給湯器、ウォシュレットなどの納期遅れ、原油高や円安による鋼材の高騰など未だに落ち着きを取り戻す様子は見えていません。

そのようなトラブルの種を抱えながら間もなく年末年始の長期休暇を迎えます。年末年始の休暇中は最も事故が起きます。また長期のため気づくのが遅れてしまい二次被害を被ったという事例もあります。

例年より寒いと予測される年末年始。長期休暇中の事故のリスクを少なくすることができるポイントをお伝えしますので、是非参考にしてください。

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休み中の警備、緊急連絡網の確認

長期の休みで多いのが窃盗。人気のない現場に侵入して、高騰している鋼材や木材、ウォシュレットなどの設備を盗み出して転売します。特に梱包されたままのものは運びやすく高価になるため狙われ易いです。巡回警備があるか、万が一の時には工事会社と連絡が出来る体制が整っているかの確認をしましょう。敷地内と建物内に入れるところは必ず施錠をし、また、人感センサーによる警報器、照明などを付けるのも有効です。

敷地内、建物内はきれいか

ゴミや資材が散乱していて燃えるものが目につくと放火され易くなります。現場内はゴミ等が落ちてなく、整理整頓されているか。また、資材はブルーシートなどを被せておくと中が見えなくなり窃盗の防止になるばかりではなく、雨や雪、霜対策にもなります。木材・木製・紙製のものは濡れたり凍ると使用することが難しくなります。

休みの前には着手している工事は完結させる

工事を中途半端に止めている状態で降雨・降雪、凍結があると不具合が生じることがあります。例えば、降雨・降雪があり、濡れている時間が長くなると基礎工事であれば鉄筋やアンカーボルトが錆びてしまいます。木工事では木材の変色や変形をすることがあります。通常の土曜日・日曜日程度であれば直ぐに対処が出来るので大事には至りませんが、長期にわたって濡れている状態が続くと簡単には戻らず施工不良となってしまいます。

休み直前のコンクリートの打設、モルタル左官、塗装など養生を必要とする工事は避ける

工事の後に気温が下がったり、凍結をした場合、表面の仕上げの状態が変わってしまう他、ひび割れや剥がれが生じたり、コンクリートの場合は必要な強度が得られなかったりと施工不良を生じることがあります。これらの不具合の補修は難しく、強度不足は工事自体をやり直すことになるため、天気予報で気温が低くなることが予測されている場合には工事を延期するのがおすすめです。工事が中途半端にならないか、養生期間も含めて休暇前に終わるのか、しっかりタイミングを図る必要があります。

休み明けは工事を再開する前に現場の状況を確認

休み明けの現場は休暇前の状態と同じかどうか、工事に不具合が生じてないかを確認してから再開します。問題があるにもかかわらず再開してしまうと、発覚が遅くなりその後の工事や引き渡しに影響を与えてしまいます。また不具合に気づかないまま完成して引き渡しを受けてしまうことも考えられます。現場担当者が確認する前に再開していないか、また現場担当者が確認した結果を聞くようにしましょう。

 

以上、長期休暇の前から休み明けまでの5つのポイントを押さえていただくと事故のリスクを減らすことができます。是非ご参考にしてください。

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