新しい住まいでの生活が始まると、ワクワクする気持ちと同時に、気づかないうちに見落としてしまうポイントも多くあります。新築住宅のアフターサービスや健康リスク、防犯対策、引っ越し時の注意点など、入居前に知っておくべきことを押さえておけば、安心して快適な生活をスタートさせることができます。
ここでは、ホームインスペクターが実際の現場で培った知識をもとに、「新生活で押さえておきたいチェックポイント」をご紹介します。大きなトラブルを未然に防ぎ、快適で安全な暮らしを実現するためのヒントをぜひ参考にしてください。
- アフターサービス基準の内容確認
新築住宅の構造・雨漏りの保証は10年ですが、床鳴りや設備不具合などのアフターサービス基準は1~2年と短いことが多いです。 事前にサービス基準の内容と期間を確認しましょう。
- 不具合の早期発見・報告
アフターサービス期間内に報告しないと修理費が自己負担になります。小さな不具合でも早めに施工会社へ連絡をしましょう。
- 定期点検の有無を確認
入居前に定期点検の有無を確認し、定期点検を実施しないハウスメーカー・工務店の場合はセルフチェックする習慣をつけましょう。
- 追加費用の有無の確認
新築の場合、接着剤などからホルムアルデヒドなどの化学物質が揮発することがあるため、しっかり換気を行いましょう。 また、新しい家具や雑貨もホルムアルデヒド対策されたものを選ぶと安心です。
- シックハウス症候群対策
新築の場合、接着剤などからホルムアルデヒドなどの化学物質が揮発することがあるため、しっかり換気を行いましょう。 また、新しい家具や雑貨もホルムアルデヒド対策されたものを選ぶと安心です。 - カビ・ダニ対策
工事中の雨や断熱材施工ミスでカビが発生することがあります。引き渡し前に床下や壁内を確認し、湿気対策として換気を行いましょう。窓の結露対策にも24時間換気の活用が不可欠です。
- ヒートショック対策
寒暖差での体調不良や事故を防ぐため、浴室・脱衣所の室温を温かく保ちましょう。 特に浴室での事故は多いため、緊急時に備え浴室扉の外し方も確認しておきましょう。
- 犯罪に狙われにくい環境を作る
外観から「防犯意識が高い家」と印象づけることが大切です。玄関周りを整理し、郵便物や不要なものを整理する習慣をつけましょう。
- 効果的な防犯設備の活用
防犯カメラやセンサーライトの設置、侵入に時間をかけさせる防犯フィルムや補助錠、シャッターや防犯砂利など活用しましょう。
- 鍵の管理と閉じまりの徹底
オートロック機能付きのスマートキーは鍵のかけ忘れ防止に有効です。また、2階以上の窓の施錠を忘れないようにしましょう。
- 地域での防犯意識向上
町内会や自治体と連携して防犯パトロールを実施し、不審者情報を住民同士で共有しましょう。
\さらに詳しく解説したチェックリストはこちらからご覧ください/
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※配信時:2024年2月