築20年の一戸建て購入後の後悔事例!中古住宅のリフォーム費用やメリットも紹介

  • Update: 2022-12-08
築20年の一戸建て購入後の後悔事例!中古住宅のリフォーム費用やメリットも紹介

築20年の一戸建てを検討している方の中には、以下のような不安を漠然と感じている人もいるのではないでしょうか。

  • 購入して後悔したらどうしよう
  • 取り返しのつかない失敗をしたらどうしよう
  • 中古住宅で快適な暮らしを実現できるのだろうか

築古の物件にはもちろんデメリットが存在します。しかしデメリットを理解した上で適切に対処すれば、快適な住まいを手に入れることも十分可能です。

そこで今回は築20年一戸建て購入後の後悔事例・デメリットを中心に、メリットや中古住宅のリフォーム費用相場もご紹介します。

ぜひ最後までお読みください。

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築20年の一戸建て住宅の後悔事例!デメリットを紹介

築20年の一戸建て住宅を購入して後悔する方は少なくありません。後悔しないためにはデメリットを理解することが重要です。そこで具体的なデメリットを見てみましょう。

挙げられるデメリットは以下の通りです。

  • 建物の劣化リスク
  • 耐震性
  • 住宅ローン控除対象外になる可能性

それぞれ詳しくみてみましょう。

建物の劣化リスク

建物は必ず劣化します。当然のことですが、築年数が経つほど劣化箇所は増えていきます。

そのため定期的なメンテナンスが必要なのですが、すべての家で適切なメンテナンスを行っているとは限りません。

一般的に築20年の一戸建ては屋根や外壁、バルコニーなどがメンテナンス時期を迎え、劣化が現れるタイミングです。住民の気づかないうちに雨漏りなどの不具合が進行している可能性も十分考えられます。

結果補修工事費用が必要になることもあるでしょう。高額な補修費用がかかったという事例もあるので、注意したいですね。

耐震性の心配

築20年くらいの一戸建て住宅は、「建築基準法施行令」の改正と告示の制定・改正がなされた後の建物で、木造住宅の基礎の仕様や接合部の仕様、壁配置のバランスのチェック等、震災の被害調査を元に対策が行われています。

その結果、建築基準法における現行の耐震基準では、震度6強~7に達する程度の大規模地震でも倒壊・崩壊するおそれのない建築物とすることを定めています。そのため2000年以前に建設された一戸建て住宅と比べると、耐震性が高いといえるでしょう。

とはいえ、建物は間取りや立地条件、修繕状況によって耐震性能に差が生まれるため必ずしも安心できるとは限りません。

築20年の一戸建て住宅なら耐震性を心配しすぎることはないものの、あまり過信しない方がよいでしょう。

リフォーム物件の場合隠ぺい箇所の不安

想定外の補修すべき点が出てくる等、リフォーム費用が想定より大きくなることは、よくあることです。必要費用の不明確さは買主にとっては購入を躊躇する理由のひとつに挙げられます。

別のコラムでも紹介しているように、中古住宅で失敗するポイントには雨漏り、建物の歪み、シロアリ、設備配管の老朽化など、素人では見つけられないトラブルが多く見られます。

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これらの対応策として、中古住宅のホームインスペクションを利用することがあります。

ホームインスペクションとはプロの住宅診断士が建物の状態を調べ上げ、リスクを洗い出す、家の健康診断のようなものです。

ホームインスペクションを行うことで購入判断や購入後の補修・メンテナンス時期の検討に活用できます。

中古住宅市場が活発なアメリカでは、ホームインスペクションを受けてから購入するケースが主流です。

このように中古住宅には隠れた部分に不具合が発生している可能性があります。リスク回避のためにはホームインスペクションを受けるべきでしょう。

築20年一戸建て住宅購入の費用

築20年一戸建て住宅で快適に暮らすためには大半の物件で修繕が必要です。

そのため購入費用にはリノベーションやリフォームといった修繕工事費用も見込んでおく必要があります。

ここからはリノベーション、リフォーム費用の相場についてご紹介します。

リノベーション費用

リノベーションとは、建物の性能などを新築時よりも向上させることを目的とした大規模改修工事のことです。

建物の構造体だけを残して、内装・設備をすべて一新するスケルトンリノベーション(フルリノベーション)や、断熱工事・耐震補強など行いたい工事をチョイスする方法などがあります。

そのため、選んだ工事の内容により相場は大きく変動します。

具体的なリノベーションの相場は以下の通りです。

  • 一戸建て 350~2,000万円
  • マンション 250~1,200万円

リフォーム費用

リフォームとは、いわゆる原状回復のことです。具体的には劣化した設備品や内装材を交換して新築時と同等レベルへ戻す工事を指します。

リフォーム工事には大きく分けて以下の3種類があります。

  • 水回りリフォーム
  • 内装リフォーム
  • 外装リフォーム

それぞれの相場は以下の通りです。
※約30坪の戸建て住宅の場合を想定

水回りリフォーム
工事内容 費用相場
システムキッチン交換 80~120万円
トイレ交換 20~50万円
洗面台交換 20~50万円
ユニットバス交換 80~200万円
在来浴室からユニットバス 100~200万円
内装リフォーム
工事内容 費用相場
壁紙張り替え 1,000~2,000円/m2
床材交換 3~6万円/畳(フローリングの張り替え)
外装リフォーム
工事内容 費用相場
外壁張り替え 180~260万円
外壁カバー工法 150~200万円
外壁塗装 60~180万円
屋根葺き替え 70~260万円
屋根カバー工法 60~250万円
屋根塗装 15~80万円

水回りリフォームは設備品のグレードによって価格が左右し、内装工事は施工面積によって価格が変動します。

外装リフォームの方法は主に塗装工事と外装材自体を貼り替える方法の2種類です。塗装工事は安価で施工できますが、施工可能な素材が限定されています。外装リフォームに関しては事前に専門業者へ相談し、適切な工事方法を教えてもらうようにしましょう。

また外装リフォームは足場をかけて作業します。そのため屋根、外壁のリフォームをまとめて行うと、足場代が節約できるので覚えておきましょう。

購入後にかかる修繕費用

一戸建て住宅は構造に関わらず、経年とともに少しずつ劣化していきます。建物を長く使用するためには、状況に応じて修繕していかなければなりません。

修繕は長期的な目線での検討がポイントです。

まずは、以下の表をご覧ください。

この表、築年数ごとに必要とされる修繕費用の目安をまとめたものです。

防蟻については5年ごとに必要となりますが、その他の修繕は15年ごとに大きな節目を迎えることが読み取れます。

つまり、建物を健全な状態で維持していくためには、15年ごとに迎える大きな修繕工事を考慮しておく必要があるでしょう。

築20年の一戸建て住宅を購入するメリット

築20年の一戸建て住宅を購入する際のメリットは以下の通りです。

  • 新築住宅より安く手に入りやすい
  • 実物を見て購入検討ができる
  • リフォーム、リノベーションで自分好みに作り替えられる

下の図のように戸建住宅は、築年数が20年を迎えると建物の価値がほぼゼロになっていることが一般的です。

引用)国土交通省「中古戸建て住宅に係る建物評価の改善に係る指針(案)のポイント」p.3

そのため土地代を含めた売買金額も立地条件が同じ新築住宅よりも安い場合が多く、購入しやすい価格帯です。

また中古物件は広さや間取りについては実物を見てから購入判断できるメリットがあります。完成する前の新築建売住宅では、広さがわかりづらい場合もあるでしょう。実物から自身の暮らしを肌感覚で感じることで購入時の安心感につながります。

加えて自分好みにリフォーム・リノベーションしやすいのも大きなメリットです。もちろん築年数が浅くてもリフォームやリノベーションは可能です。しかし、安く建物が手に入る築古物件を買った方が、買主がリフォーム等に予算を割きやすく思い通りのマイホームを実現しやすくなります。

ホームインスペクションを入れて中古住宅購入の失敗を防ごう

中古住宅の購入は新築と比べお値打ちに手に入り、実物の状況を見て購入検討できます。さらにはリノベーション・リフォームを取り入れ、自分好みの暮らしやすい家に作り替える事も可能です。

しかし中古住宅は、ぱっと見ではわからないような劣化や不具合が隠れている場合もあるでしょう。

このことはデータからも表れています。過去に、さくら事務所と千葉大学で行った住宅欠陥における研究では、新築時の段階でおよそ30~40%補修検討すべき箇所が存在(築10年以上の物件は約60%)していたことがわかっています。

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築古物件は外観を見ただけでは、わからないような劣化が存在する可能性があるのです。そのような建物の隠れた劣化や不具合は、ホームインスペクションの実施により見つけ出せます。

中古住宅の購入はホームインスペクションを入れ、劣化や不具合を把握し、将来かかる修繕費用の算出も行っておきましょう。

当社、さくら事務所は以下の3点が特徴のホームインスペクション専門業者です。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。