新築工事の流れ・期間!家を建てる工程や日数の目安を細かく解説

  • Update: 2022-09-29
新築工事の流れ・期間!家を建てる工程や日数の目安を細かく解説

「新築の一戸建てを建てる予定だけど、工事の流れがいまいちわからない」と感じる人もいるかもしれません。スケジュールがわからないと予定を立てづらく、差し入れのタイミングもわからないでしょう。

そこで今回は、新築工事の流れや期間について詳しく解説します。どのような流れで住宅が建てられていくのかをチェックしていきましょう。

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新築工事の流れと期間【着工から完工まで】

新築工事の流れと期間は、以下のとおりです。

  • 着工:地盤調査~水道工事(約1ヵ月)
  • 基礎工事:配筋検査~木造積み上げ(約1ヵ月)
  • 上棟式:屋根工事~サイディング(外装材)取付(2~3週間)
  • 仕上げ(内装・外構):クロス貼り~外構(約1ヵ月)
  • 完成・引き渡し:竣工検査~引き渡し(1~2週間)

新築工事は段取りよく工事が進めば、約4ヵ月で完成します。各工程でどのような作業が行われているのかを詳しく見ていきましょう。

着工

土地の建築許可をもらったら、着工準備に入ります。ここでは、どのような作業が行われているのか詳しくチェックしましょう。

地盤調査

地盤調査とは、建物を建てる前に地盤の強度を確認する作業のことです。新築する建物の四隅と中央の5点を調査します。地盤調査自体は1日で終了するものの、結果が出るまでに1週間ほど時間がかかる点に注意しましょう。万が一、地盤が弱いと評価された場合は、地盤改良工事をする必要があります。

工事にかかる日数の目安:1日

地縄はり・墨だし

地縄張りとは、麻ひもやビニールひもを用いて、敷地内に建物の位置を印すことです。建物位置を敷地に表し、配置(境界からの離れなど)を確認します。建物の具体的な面積を把握できるため、完成後のイメージもしやすいでしょう。

墨だしとは、作業する場所の水平位置や中心位置となる基準線を書き出す作業のことです。実際に建物を建築する現場に、原寸大の設計図を書いていくと考えればわかりやすいでしょう。墨だしを行うことで、図面上だけでは把握しにくい位置関係を明確にします。

工事にかかる日数の目安:1日

地鎮祭

地鎮祭とは土地の神を祭り、工事の無事や建物の安全・繁栄を祈る儀式のことです。地主のほかに、施主や設計担当者、施工会社の担当者なども立ち会って行われます。地鎮祭が終わったら、当日中に近隣住民への挨拶回りもしておきましょう。騒音を伴う工事が始まることを報告し、お詫びの気持ちを伝えます。

地盤改良工事

地盤調査によって地盤の改良が必要と判断された場合は、地盤改良工事を行います。工事内容は調査結果によって異なり、最終的に施主が決定します。なお、地盤改良工事は保証会社が実施し、のちに地盤が原因で建物が傾いた場合は保証してもらえる仕組みです。

工事にかかる日数の目安:1日

遣り方

地盤改良工事が完成したら、遣り方(やりかた)を行います。

遣り方とは地縄を張った外側に杭を打ち込んでいき、杭同士をつなぐように板を張っていくことです。地縄の周囲を張り巡らした杭や板は、基礎工事の基準となります。

工事にかかる日数の目安:1日

水道工事

地縄張りや遣り方が完成したら、屋外から屋内に引き込む配管を設置します。外部から敷地内に引き込まれている配管を、建物の内部にまで引き込む作業のことです。基礎工事に入る前に、建物の外回りと床下の給排水管を施工します。

工事にかかる日数の目安:2日

基礎工事

水道工事まで完成したら、約1ヵ月かけて基礎工事を行います。湿気を含む地盤の上に住宅を建てていくため、正確な作業が求められる工程です。

コンクリートを流し込む工程もあることから、天気に左右されることもあるでしょう。ここからは、基礎工事の各工程について解説します。

配筋検査

配筋検査とは、基礎の鉄筋コンクリート工事において、鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する検査のことです。鉄筋の太さや数量、間隔などをチェックします。配筋検査は、設計監理者もしくは、第三者機関であるJIO(日本住宅保証検査機構)によって実施されるのが一般的です。検査結果は施主にも報告されますので、よく確認しておきましょう。

工事にかかる日数の目安:6日(配筋工事期間も含む)

土間コンクリート

配筋検査に合格したら、土間コンクリートを実施します。土間コンクリートとは、地盤面全体をコンクリートで埋めることです。このとき、木材をシロアリの被害から守るために必要な防蟻処理も施します。

型枠

基礎の立ち上がり部分に型枠を作り、コンクリートを流していきます。基礎コンクリートと木の柱をつなぐ「アンカーボルト」を設置したら、雨に当たらないように養生して、しっかりとコンクリートを固める期間を設ける流れです。

コンクリートを乾燥させる期間は、季節によって以下のように調節します。

  • 気温15℃以上:3日間
  • 気温15℃未満:5日以上

そして、コンクリートがしっかりと乾燥したら型枠を外します。

工事にかかる日数の目安:8日

仮設足場

基礎工事が完了したら、専門の業者によって仮設足場を組んでいきます。住宅のような小規模の新築工事の場合、直径48.6mmの鉄パイプを使用するのが一般的です。

工事にかかる日数の目安:1日

木造積み上げ(組立)

仮設足場が完成したら、いよいよ母屋の組み上げを行います。プレスカットされた木材を家の形に積み上げていく作業です。耐震補強のために金物を使用するのですが、どこにどの金物を使用するのかは図面で指示されています。すべての金物を取り付けたら、中間検査を受ける流れです。

工事にかかる日数の目安:1~2週間

上棟式

上棟式とは、新築の際に行われる神道の祭祀のことです。建物が無事であるようにとの願いを込めて行われるもので、通常は柱や棟、梁などの骨組みが完成した後に実施します。

上棟式のお供え物は、主に以下の3種類です。

  • 米(お皿に山盛りにしておく)
  • 神酒(1升)
  • 塩(お皿1杯)

上棟式が終わったら、屋根工事や断熱材などを取り付ける工事が始まります。

屋根

すでに現場にある資材を濡らさないために、屋根工事からスタートします。屋根の構造材の上に構造用合板を貼っていき、その上に透湿防水シートを施工する流れです。バルコニーがある場合は、屋根材の施工と並行してバルコニー部分の防水工事も実施します。

なお、夏場に屋根材を葺く場合は朝と夕方しか作業できないため、冬よりも作業日数が長くなる点に注意しましょう。

工事にかかる日数の目安:5日

床・壁・サッシ取付

屋根工事が完成したら床や壁、サッシの取付工事を行います。現段階のサッシは、ただ取り付けただけなので動きが悪いこともあるかもしれません。しかし、建物が完成する直前に微調整してもらえるので問題ないでしょう。

そして、外壁防水シートの取付がサッシ取付後に行われます。外壁を張る前の段階で防水シートを張り、開口部や換気扇のダクトなどの貫通部もしっかり防水テープを張ります。

また、併せて防蟻処理も行われます。地面から1m以内の木質系下地や外壁の軸組に、直接防蟻剤を散布します。

工事にかかる日数の目安:2週間

電気

壁に石膏ボードを取り付ける前に、家中のコンセントやスイッチを設置します。このタイミングで現場へ行けば、コンセントやスイッチの位置を確認できるでしょう。図面だけではわからなかったことも把握できるので、変更したい箇所があれば担当者に相談するのがおすすめです。

工事にかかる日数の目安:一週間

断熱

コンセントやスイッチの場所が決まったら、断熱施工を行っていきます。断熱材は壁だけではなく、屋根の内側部分や床にも張り巡らせます。断熱材の上に石膏ボードを被せれば、内壁の下地の完成です。

工事にかかる日数の目安:5日

サイディング(外装材)取付

外壁の外側に透湿防水シートを貼り付け、その上からサイディングを取り付けます。複数種類のサイディングを選んだ場合は、図面通りの施工となっているか確認しておくと安心でしょう。

工事にかかる日数の目安:10日

仕上げ(内装・外構)

最後は、建物の内装を仕上げる工程です。大工だけではなく、電気工事士や内装屋といった職人も活躍しながら約1ヵ月で完成させます。ここでは、仕上げに関する工程について見ていきましょう。

フローリング・タイル

クロス貼りが完了したら、フローリングやタイル貼りをします。作業を終えた場所は、傷がつかないように養生で保護します。

工事にかかる日数の目安:5日

造作・建具

フローリングやタイル貼りと同時に、階段や棚、押入れといった造作工事を進めていきます。

工事にかかる日数の目安:12日

クロス貼り

内装会社が石膏ボードの施工をした後は、あらかじめ買主が選んだクロス(壁紙)を貼っていきます。

その後ドアや窓、襖(ふすま)といった建具の設置も行っています。

照明・電気・設備

電気工事士によって、照明器具やエアコンなどの設置が行われたり、スイッチやコンセントカバーの最終調整を実施したりします。また、ユニットバスや換気扇、洗面台・トイレなどの設備が取り付けられるのも、この工程です。

工事にかかる日数の目安:2日

外構

敷地内に駐車場やフェンスの設置したり、植栽を整えたりする契約内容であれば、外構工事も実施します。外構工事に関しては、入居後に資金の準備をして見積もりを取る人や、工事を依頼せずにDIYする人などもいます。

工事にかかる日数の目安:工事内容による

完成

建物が完成したら、竣工検査を受けて引き渡しになります。ここまでくれば、入居まで1~2週間です。建物が完成した後の流れについて確認しておきましょう。

竣工検査

竣工検査とは、工事が終わった後に建物全体に不具合がないかチェックすることです。建築申請をしたときの図面をもとに、工事責任者が実施します。その後、検査機関のチェックも入り、合格したら新築工事の完成です。

内覧会

竣工検査が完了したら、内覧会を実施します。内覧会とは、完成した住宅に問題はないかチェックするのが目的です。「契約に沿った住宅が完成しているか」「どこかに不具合はないか」といった点をチェックします。

内覧会を行うときは、ホームインスペクションを活用するのがおすすめです。ホームインスペクションとは、住宅に関する知識が豊富なホームインスペクターが客観的、かつ専門的な立場から建物の調査を実施するものです。

さくら事務所の調べによると、新築の8割に施工ミスが見つかっています。そのため、内覧会の段階でホームインスペクションを実施し、早期に不具合を見つけていれば修繕依頼もできるでしょう。新築一戸建て住宅診断では、規定のチェック項目だけではなく、専門的な知識を活かしたアドバイスも行っています。

引き渡し

内覧会が終わったら、物件の引き渡しとなります。工事用のキーから施主専用のキーに変更することで、引き渡しの完了です。引っ越しが完了したら、近隣住民に再度挨拶回りを行いましょう。手土産も用意しておくと、今後の近所付き合いに良い影響を与えるかもしれません。

新築工事はホームインスペクションを入れよう

新築工事を行う際は、ホームインスペクションを活用しましょう。ホームインスペクションを利用することで、長期的な「安心」を買えます。長く心地よい住宅環境を整えるためにも、ぜひさくら事務所の新築一戸建て住宅診断のご利用をご検討ください。