新築戸建の内覧会でトラブルを防ぐための準備とは?チェックリストと不具合が見つかった際の対策

  • Update: 2022-08-25
新築戸建の内覧会でトラブルを防ぐための準備とは?チェックリストと不具合が見つかった際の対策

「内覧会で何を見たら良いかわからない…」という方は多いのではないでしょうか?

新築住宅だからといって施工ミスはないということは間違いで、戸建てでも多くの施工不良や、設計との相違がみつかります。そして、そうした不具合は居住後にみつけても修繕対応をしてくれなかったり、費用を請求されることもあるのです。そのため、トラブルを防ぐためには内覧会でのチェックを怠ってはいけません。

ホームインスペクション実績57,000組を越えるさくら事務所が内覧会で見るべきチェックリストと不具合の対応策についてまとめました。この記事を読めば居住後のトラブルを避けて安心してマイホームに住むことができること間違いありませんので、ぜひ最後までご覧ください。

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新築内覧会でトラブルを起こさない為の準備

入居後に施工不良や設計との相違がみつかりトラブルにならないようにするためには内覧会でのチェックが重要になります。漏れなくチェックするためには準備が必要なので、しっかりと確認していきましょう!

ホームインスペクション(住宅診断)を入れる

内覧会で漏れなくチェックを行うためにベストなことは、プロのホームインスペクター(住宅診断士)に調査を依頼することです。

ホームインスペクションとは、雨漏りやシロアリ被害、建物の傾きなどの劣化状況や、新築時の施工不良などについて、建物に精通した専門家のホームインスペクターが診断するサービスです。

実は、2019~2020年にかけて大手ハウスメーカーや地元の工務店までの過去の診断結果を幅広く集計・分析した結果、新築工事の段階でおおよそ8割近くで不具合が発生していることがわかっております。
※【参考コラム】新築工事の時点で8割に欠陥が!?工程・タイミング別チェックポイント

給水管水漏れによる床下の水たまりや、換気扇ダクトの接続忘れ、断熱材の外れなど、新築でも施工不良は多く見られ、おそらく多くの人が新築に抱くイメージとは大きくかけ離れた施工状況ではないでしょうか?

例えば、上の写真は床を支える根太材を部分的に切り取り、配管を設置してしまった事例です。根太は床を支えている材料のため、このような状態では床のたわみや床鳴りなどの原因になる可能性があります。

このような施工不良を購入者様がみつけるのは非常に難しく、改修の必要性についても判断することは難しいでしょう。

また、こちらの画像は浴室の換気扇がダクトに繋がれていなかった写真になります。

こちらも同様に内覧会同行サービスで発見したもので、不具合に気付いたためすぐにダクトに繋いでもらいました。このまま使用し続けると、浴室の湿気を含んだ空気が天井裏に流れることで、カビの繁殖に繋がる可能性が高くなります。

さくら事務所のホームインスペクションをご利用いただければ、上記のような施工不良の発見だけでなく、ご入居後に行うと良いメンテナンスへのアドバイスなども行っており、また、サービスご利用後にもあらゆる住まいのご相談に対応するための「永年アフターフォローサービス」もご用意しております。これから暮らす住まいの安心に加え、建築士の他、不動産・防災・マンション管理のプロが、契約前後も住まいのお悩みを幅広くサポートいたします。

事前にチェックリストを準備する

内覧会ではチェックすべき項目が非常にたくさんあり、内覧会は時間も限られています。チェックリストが無いと確認漏れをして、居住後に気付くことになってしまうので注意したいところです。

入居後の発見では不具合が入居以前に発生したものか判断することが難しいため、修繕費用を請求されてトラブルとなることがあります。

トラブルを防ぐためのチェックリストを紹介していきます。

新築住宅の内覧会チェックリスト【トラブル防止】

新築住宅の内覧会に必須のチェックリストの中身を挙げていきます。

チェックリストのご紹介の前に、内覧会に持っていくと便利な持ち物をご紹介します!

  • メジャー

    施工されているものが図面通りの大きさ、箇所に設置されているか測定できます。
    入居後の家具の設置のための測定もできます。

  • 水平器

    床や階段、建具が傾いてないかを確認できます。
    部分的には、スマートフォンの水平器アプリなども活用できます。

  • 懐中電灯、ライト

    床下や天井裏、クローゼットの中などを確認する際にあると便利です。
    また、内覧会の際はまだ照明器具が設置されていないことが多いので、天気が悪く暗い日の内覧会でも有用です。
    こちらもスマートフォンのライトである程度代用できます。

  • デジタルカメラ

    施工不良や不具合箇所の記録を撮影するために使用します。
    居住後の家具配置を決めるためにも使えます。
    現在ではスマートフォンのカメラで十分かもしれません。

  • 付箋、マスキングテープ

    不具合箇所を施工会社に伝えるための目印として使用します。

  • シャープペンシル

    不具合箇所をメモするためや家具の配置の測定結果のメモなどに使用します。
    一般的な筆記具としての利用以外にも、壁や基礎のクラックに0.5㎜のシャープペンシルの芯が入ると補修が必要との確認にも使えます。

①図面との整合チェック

契約時にもらった図面と建物を見比べ、間違って施工されていないか、取付忘れているものはないかを確認をしていきましょう。

ドアの開閉方向

  • 引き戸と開き戸が間違っていないか
  • 開く方向が内側・外側、右側・左側で間違っていないか

壁や窓、収納の位置

  • 図面より窓が小さくなって壁が大きい(又はその逆)場所はないか
  • 収納が図面より小さいなどの変更がないか
  • 窓は引き違い窓なのか、上げ下げ窓なのか、縦すべり窓なのか
  • 足元までの掃き出し窓が腰高窓に変更されていないか(またはその逆)

照明器具の位置と数

  • ダウンライトの数に間違いがないか
  • 後付けの照明器具の取り付け位置が図面と大きく異なっていないか

コンセント・スイッチ等の位置と数

  • コンセントや照明などのスイッチの数と位置に間違いがないか
  • インターネット回線や電話回線の位置と数に間違いはないか

②屋外(外周り)のチェック

  • 外壁や基礎表面のひび割れや欠けがないか
  • 外構工事に終わっていないところがないか(あったら完成時期を確認)
  • 土地の境界が明示されているか
  • 隣地所有者と共有物になっているものがあるか

③室内のチェック

  • ドア・窓・収納扉の開け閉めはスムーズにできるか
  • キッチン・洗面所・浴室・トイレの水がきちんと出せて流れていくか、おかしな音はしないか
  • 床下点検口から見える範囲で水漏れが起きていないか
  • 床下内部に多数のごみがないか
  • 歩くと床や階段から変な音がしないか

④天井裏(屋根裏/小屋裏)のチェック

  • 脚立にのぼって転落する恐れがある場合は無理をしないようにしましょう
  • 内部に入ると天井が抜けてしまう恐れがあるため、点検口からのぞくだけにします
  • 点検口からライトで照らして見える範囲に雨染みのようなものはないか
  • 断熱材が剥がれ落ちている場所はないか
  • 換気扇などにダクト(配管)はつながっているか

新築の内覧会で万が一不具合が見つかった際の対策

内覧会で万が一不具合が見つかった際は売主に指摘して修正してもらう必要があります。

指摘箇所をリスト化して修正期限も記載する

内覧会で指摘した箇所をリスト化して書面などに残し、修正漏れが無いようにしましょう。
各指摘箇所の修正期限も合わせて記載することで、修正の遅れが無いかも確認します。
指摘箇所によっては修正しなければ住むことができず、入居が遅れてしまう場合があります。

修正期限は引き渡し後を原則NGとしましょう。

引き渡し後の修正では結局直してもらえなくなったりするトラブルの可能性も。

修正後は再内覧会を行う

「内覧会でさえ初めてなのに…再内覧会なんて何をすればいいの?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、例えば、内覧会の際にご自身でビス(ネジ)がなかったことを指摘し、再内覧会に確認したところ、ビス(ネジ)が斜めに留められており、平らに仕上がっていなかったケースがあるなど、業者が完璧に直しきれていないケースもあるので、引渡し前に再度、内覧会を行って修正箇所の確認をしてから引渡しを迎えましょう!

再内覧会は希望しないと行われないため、事前に打診をする必要があります。

また、戸建の内覧会では「建物の工事 は終わっているけど、外構(庭や駐車場等)は工事中」ということがよくあります。この場合も、再内覧会で初めて外構のチェックをすることになりますので、 しっかり確認しましょう。

ただし、内覧会から再内覧会までの期間が1週間程度しかない物件などは、指摘した箇所の修繕以外、工事状況があまり変わっていないこともあります。物件によっては「引き渡し当日の朝にはなんとか終わる予定」というケースもあるかもしれません。この場合、再内覧会で見られないものがあるのかないのか、事前に確認しておくと質疑の準備もしやすくなります。

引渡し後に残工事と経過観察

引き渡しまでに工事が残ってしまう場合は「残工事リスト」を作成し、「いつまでにどこを直すか」を明確にしましょう。

しばらく様子を見る箇所は「いつまでにどのような状態であれば直す」かまで書類に記載します。

アフターフォローや保証の対象となるかも確認しておきましょう。

新築でも8割に欠陥!ホームインスペクションで漏れのない調査を

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ここまで、内覧会でトラブルを防ぐための準備・チェックリストについてと不具合が見つかった際の対策について解説してきましたが、皆さんに改めてご理解いただきたいことは、「新築だから施工ミスはゼロ」といった事実はないことです。

新築建売住宅の場合、インスペクションを入れるベストなタイミングは、建物に大きな瑕疵が見つかったときに購入を中止することができる「申し込み後」「契約前」の段階で入れるのがベストです。

ただし、契約後にホームインスペクションの存在を知る方も多いかと思いますので、そのような場合、契約完了後、引渡し前までにインスペクションを入れることで、補修する箇所を明確にし、建築会社に補修してもらってから引き渡しを受ける事が出来ます。

住宅の引渡し後でもインスペクションを入れることは可能ですが、契約関係の注意点も多いため、お急ぎの方はまずは一度お問合せください。

※さくら事務所では、完成前の工事検査(新築工事チェックサービス)も承っております。こちらは、本来施工ミスを防ぐ最も良いタイミングである工事中に、完成後には発見できない基礎・構造など建物の重要箇所について、建物に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が複数回の検査を行います。

※ご希望の回数で工事途中から検査に入ることが可能ですので、先ずはお気軽にご相談ください。

業界No.1!経験年数20年以上のプロ集団が提供

さくら事務所は、国内におけるホームインスペクション普及のパイオニア的存在であり、これまでご依頼実績は業界No.1(累計57,000件超)、満足度98%(Google口コミ☆4.8)と非常に有り難い評価をいただいております。

弊社理念の核でもある「第三者性・中立性」を保持しながら、建築・不動産・防災・マンション管理など、あらゆる難関資格を持つメンバーが連携、サービスご利用後にもあらゆる住まいのご相談に対応するための「永年アフターフォローサービス」もご用意これから暮らす住まいの安心に加え、心強い建築士と末永いお付き合いをいただける内容となっております。

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